【お願いだから従属してくれ】 ト:Hoo、Boss。Bossは正義って何だと思う? 雅:んあ? そうだな〜。自身の信念に基づき行動することかな? つまり、正義は俺の 心の中にあるってことだな。 ト:Oh、great。ところでBoss。俺の正義について聞いてくれるかい? 雅:ほう。まあ聞くだけ聞いてやろう。 ト:俺にとっては、可愛い女の子こそ唯一無二の正しいことだったりするんだが。 雅:戯言は寝て言いな、デクノボウ。 【誘導尋問?】 芽:雅人。何で私達精霊は術者から一定以上の距離を離れられないの? 雅:何でと言われてもな〜。そういうもんだから以上の説明は難しいんだが。 芽:私、女の子だよ。たまには一人になりたいし、遊んだりもしたい。 雅:ふむふむ。ところで芽依はどんな遊びをするんだい? 芽:蜘蛛の巣に手近な羽虫をくっつけたり、鳩を捕まえてきて羽をむしったり。 雅:ほっほう。 芽:……しまった。 【むしろお前がだろ】 芽:カラオケとか、ボウリングとか、喫茶店でお喋りとか、普通の女の子みたいなこと したい。 雅:言い直したのが、恐ろしく気になるが、置いておこう。と言ってもなぁ。俺とお前が 離れられる距離は決まってるわけで、こればっかはどうにもな〜。 芽:雅人、ストーカーみたい。 雅:人聞きの悪いことを言うな。 【大道芸人風味】 亜:さぁ〜、よってらっしゃい、見てらっしゃい。何かと問われればお答えしましょう。 こちらはアーシャこと、この私、不肖片瀬亜沙がお送りするタロット占い。あー、お客 さん。占いと聞いてその様な顔をされては困ります。私のそれは、そんじょそこらの とは訳が違う。そもそもの由来が古代ローマの占星学に始まり、幾千年の時を経て 蘇りし最先端のタロット占いなのです。このタロット、今までのものとは一味違う。 何が違うかと問われるのでしたらお答えしましょう――。 雅:だから、占い師がそんなテンション高く客引きをしてどうする。 【エ○パー伊東?】 亜:大丈夫だよ。私、超高速タロット占い出来るから、五人同時まで対応可能だよ。 雅:尚のこと神秘性を削ぐからやめい。 【最強奥義伝授】 風:揚羽のこと、切れない刀だからってバカにしちゃダメだよ。切れないなら切れない なりに使いようがあるのが刀ってもんなんだから。 雅:ふむ、少しばかり面白そうな話だな。どんな使い道があるんだ? 一応言っておくが、 観賞用ってのは、却下な。 風:充分な重量があるから、撲殺が可能だよ。 雅:真面目に聞いた俺が悪いのか? 【農家の天敵】 ト:Huhuhu。Bossは神様ってのを信じる口かい? 雅:今度は何だと問いたいとこだが、聞かれたからには答えてやろう。存在自体は あるかも知れないと思っている。だがそれを人間如きが知覚できるとは思ってないし、 むさいおっさんに憑依するもんだとも思ってない。 ト:Hoo、Excellent。Bossの神様観、しかと受け止めたぜ。 雅:んで。お前は神様のこと、どう思ってるんだ? ト:Oh、俺は可愛い女の子のことは女神様だと思って――。 雅:オチの使い回しと来たか、このコクゾウムシもどき。 【キャラに合わない】 芽:雅人。雅人は妹が欲しいって思ったこと無い? 雅:また妙なことを言い出してくれたが、一応言っておくぞ。俺はトミーのことを年の 近い兄弟で、芽依のことは妹みたいなもんだと思ってる。 芽:――お兄ちゃん。 雅:って、乗るのかよ!? 【それなりに大変】 果:ふ〜ふ〜ふ〜。この希ブドウ糖溶液にL-アルギニン、L-リジン、L-ヒスチジン、 L-フェニルアラニン、L-グルタミン、L-トリプトファン、L-チロシン、L-ロイシン L-メチオニン、L-バリン、L-アスパラギン等々を加えると〜。 雅:典型的アミノ酸飲料が出来上がるな。 果:オチを先に言っちゃダメだよ〜。 【風花には桜花という妹が】 風:宇宙で一番あなたが好き。 雅:……。 風:あ〜、もう揚羽ってば、目に入れても良いくらい愛しちゃってるわよ♪ 雅:とりあえず順番飛ばされた両親と妹に謝っとけ。 【風呂上がりに驚いた】 修:『今日は亜沙と純也にツッコミを入れた。考えてみれば長い人生でこれほどまでに ツッコミに満ち溢れた時期というのはもう無いのかも知れない』 雅:おう修治。何でお前は俺の部屋に忍び込んで、その上、日記に勝手なことを 書き込んでんだ? 修:面白いかな、って思って。 雅:出てけ!! 【それはやだ】 亜:いや〜、凄いですね、清水君のツッコミラッシュ。まるでツッコミの合間を縫って 呼吸をしているかのようでもありますが、今後はどうすべきですかね〜、解説の浅葱 さん。 果:ん〜、ちょっとツッコミが単調な感じがするから〜。バリエーションを増やして いけば良いかなって思うんだけど〜。 亜:大変参考になる御意見でした。さあ、皆さん。清水雅人君の今後に期待しましょう。 雅:お前ら、そんな余裕があるなら、ボケ拾いを手伝えよ。 【オチが見え見え】 果:都市伝説って言うのかな〜。あのね、この学校に出るらしいんだよ〜。夜な夜な刀を ちらつかせて歩き回る怪しい女の人が〜。 風:ごめん、多分それ、私だと思う。 【日本禅問答倶楽部】 純:人にとって本当に必要なのは物欲とかじゃなくて、世界を自分の目で見て、自前の 頭で考えることだと思うんだけどね。 芽:でも、それが出来ないから人間なんだと思う。 純:たしかにそれも否定しがたい事実だね。 風:あんたら、一体何の集まりよ? 【知的とバカは紙一重】 純:血が赤いのは生命の意味を見失わないため。じゃあ、植物の葉が緑色なのは 何でなんだろう? 芽:きっと、生命そのものであることを誇示してるんだと思う。 純:成程。それは面白い考えだね。 風:あ〜。もう何かどうでもいいわ。 【説得力の問題】 雅:トミー。お前、天下の往来で何、揉めてやがる。 ト:Oh、Boss。こいつが肩がぶつかったとかでいきなり殴りかかってきたんだ。この ハト派で平和主義の俺がそんなことする訳無いって、Bossからも言ってやってくれ。 芽:でもとりあえず完全に極まってる肩関節は解いて上げた方が良いと思う。 【ゲゲゲ?】 風:はぁ〜、明日から中間かぁ。良いわよね。あなた達、テスト勉強なんてしなくて 良いんだから。 芽:うん。私達には学校も、試験も何にも無いから。 風:ネタ元が微妙に古いわね。 【部活も無いし】 ト:Hahaha。そう言えば試験そのものよりも、その日の午後の方が興味ある学生 だったぜ。 雅:安心しろ。世の学生の八割程がそれに該当する。 |