【芽依ちゃん、歴史のお勉強】 芽:御飯が無ければスナック菓子を食べれば良いと思う。 雅:お前は、何処の国のお姫様だ。 芽:敵は気多大社に在り。 雅:巫女さんの聖地じゃねえかよ。 芽:桜の木を切ったのが私なのかについては、 弁護士を通してにして頂きたい。 雅:初代大統領もここまで裁判国家になるとは 思わなかっただろうなー。 芽:現代風に改変してみた。 雅:お前に掛かると、威厳とか皆無だな。 【パタパタさせる】 芽:翼を生やそうと思う。 雅:まーた、妙なことを言い出しやがったな、お前は。 芽:白派か黒派で意見が分かれると思う。 雅:んー。まあ基本だけどなー。 芽:ペンギンの羽って可愛い。 雅:って、そういう翼かよ!? 【ややズレ果凛ちゃん】 果:世の中には、知らない方が幸せなこともたくさんあるんだよ〜。 雅:ほう。何か、先輩みたいなこと言い出したな。 果:例えば猫耳って、ちょっと臭う耳のことだし〜。 スリーサイズは、奇跡的に記録した数字しか申告しないんだよ〜。 雅:なかなか着眼点が面白いな。 果:ところで、雅人君。 雅:ん? 果:私、最初から先輩だよ! 雅:って、今更かよ!? 【誰よりもしたたかに】 芽:猫は狭いところが好き。 雅:あー。何か知らんけど入り込むよな。テレビの裏とか、納戸の中とか。 芽:試しに入ってみたら、意外と落ち着く。 雅:そう言えば、ゴキブリや蜘蛛もそういうところ好きだよな。 芽:好感度に響く発言は禁止。 【希望進路】 風:幸福の等価理論ってどう思う? 雅:いきなり何だよ。 風:ほら、世界中の幸せは、全部足し合わせたらプラスマイナスゼロ になるって奴。物凄く後ろ向きな様でいて、考えようによっては 公平なものにも思えない? 雅:何がどういう経緯で、そんな思考に至ったか問い詰めたいところだが、 そうだなぁ。幸せが相対的なものであるなら、正負で考えること自体、 間違ってる気もするけどな。風花にとっての幸せと、俺にとっての幸せは 違うだろ? 風:そっか。雅人、修羅道に堕ちても、喜びそうも無いもんね。 雅:――いやいやいや。ちょっと待て。 【裏モノですぜ、旦那】 芽:将来のことを考えてみた。 雅:まーた頓狂なことを言い出しやがったな、お前は。 芽:雅人だって、永遠に精霊士でいられる訳じゃない。 雅:あー、まあそうだがな。じゃあ一体、何になろうって言うんだ? 芽:死神とか面白そう。 雅:……そうか? 芽:欠員が出ないか、逐一調べてる。 雅:その情報誌は何だ!? 【堕ちゆく快楽に身を任せ】 芽:死神は競争率高いから、他の道も模索してみる。 雅:そのネタ、まだ続いてたのか。 芽:天使なんて悪くないと思う。 雅:あれって、希望すればなれるものだったか? 芽:堕天して、悪魔にまで成り下がるのも面白そうだから。 雅:お前なぁ……。 【雅人も慣れてきた】 芽:女の子はみな、ロマンチスト。 雅:俺の回りに関して言えば、そんなこと無い気もするんだが、 どうだろう。 芽:花言葉だってちゃんと気にしてる。 雅:早くもオチが見えた気が……。 芽:トリカブトは復讐。蘇芳は裏切り。ロベリアは悪意と敵意。 雅:何だかなぁ。 【何よりも優先するもの】 ?:『この剣を抜いた者は、乱世を正し、正義の名の下に世を治める 真の統治者になれる』 風:『……』 ?:『おお、剣が――皆のもの、宴じゃ。この者は我らを導いてくれるぞ!』 ?:『オオオォォォ!!!!』 風:っていう夢を見た。 雅:アーサー王伝説のパクりじゃねえか。 風:そうよね〜。揚羽以上の武器がこの世に存在するはず無いもんね〜。 雅:って、そっちかい!? 【個性派集団】 純:みんな、恋人や、結婚相手に求めることってある? 風:ん〜。私と互角以上に戦えないと困るかも。 ト:Hoo。俺の筋肉美を認めてくれない奴は御免だぜ。 芽:血の色が鮮やかな人。 果:ベンゼン環について語れる人とか良いよね〜。 雅:お前ら、一人一人が大オチか。 【鉄腕少年も通った道】 芽:世の中には低頭身の法則って言うのがある。 雅:ほうほう? 芽:作品初登場時に頭身が低いキャラクターの 身長が伸びたりすると人気が低迷する。 雅:あー、まあ、読み手にしてみりゃ、ちっこい時の 印象が抜けないんだろうな。 芽:だから私は、このままで居たい。 雅:お前の場合、唯、面倒なだけだろ。 芽:バレバレだった。 【猫は年中毛皮】 芽:暑い季節は洗濯物が早く渇いて良い。 雅:お前は主婦感覚か。と言うより、ちゃんと服、着替えてるのか。 芽:同じ服を何着も用意するのが本当のお洒落。 雅:お前の場合、唯、面倒なだけだろ。 芽:バレバレだった。 【本質変わらず】 芽:これからは交渉に重きを置いて活動しようと思う。 雅:有り得ない発言だが、とりあえず弁明くらいは聞いてやろう。 芽:問答無用で蹴散らすより、言葉で解決できる時はそっちで済ませた方が、 結果的にたくさん潰せる。 雅:どっかで、知的殺戮者が一番タチ悪いって聞いたことあるなぁ……。 芽:あー、あー。『屈服しろ。さもなくば潰す』。 雅:って、それの何処が交渉だ!? 【ダシ殻状態】 芽:逆転の発想で攻めようと思う。 雅:意図が微妙に伝わってこないんだが。 芽:今までは風花を弱体化することで互角以上に持ち込もうとしてたけど、 私が強くなる方法を検討してみる。 雅:うーむ。あの領域まで踏み込むのは並大抵のことじゃない気もするが、 何か当てでもあんのか? 芽:雅人の全霊力を貰えば或いは――。 雅:却下だ! 【愛を血肉に変えて】 芽:野良精霊を拾ってきた。 雅:還してきなさい、迷惑だから。 芽:ちゃんと、最後まで飼う。 雅:あのな、簡単に言うが大変なんだぞ。 二人も養ってる俺が言うんだから間違いない。 芽:いざとなったら、吸収してでも責任取る。 雅:――あ、逃げ出した。 芽:ちっ。 【子供の言い訳】 芽:体脂肪率を測ってみた。 雅:……測れるのか? 芽:22% 女性としては痩せ型。 雅:つうか、何処から持ってきた? 芽:果凛に借りた。 雅:へー、ところで先輩は何%だった――。 果:雅人君! 機械で測った数字には、必ず誤差があるんだよ! 雅:とりあえず、茶でも飲んで落ち着くことを勧めとく。 【数字で言うとCランクくらい】 ?:『主にワシが生涯を掛けて編み出した究極奥義を伝授しよう』 風:……。 ?:『見よ! これが悪魔に魂を売り渡して身に付けた奥義、 鳳龍朱雀陣!!!!』 風:っていう、夢を見た。 雅:最早、出典が分からんくらい意味不明だな。 風:でも、大した威力じゃなかったから断ったけどね。 雅:夢とは言え、他人の人生、足蹴にするな。 |