邂逅輪廻



【不思議な脳魔術】
白:う〜。数学の公式が憶えらんない〜。
朱:きっと〜、フィーリングで何とかなります〜。
?:ねえねえ。サッカー部の松本君の星座って知らない?
白:六月十五日生まれの双子座。血液型はB。
朱:そういうのは記憶出来るんですね〜。


【放送事故レベル】
朱:フィ、フィーリングで解いたら、見るも無残な結果になりました〜。
黄:それはまあ、当然の結末なんだよぉ。


【異世界の記憶が】
白:小学生の時、クラスで兎を飼うことになったのよ。
朱:ザ・定番ですね〜。
白:その時、『面倒だな〜』とか、『可愛いのかな〜』とか思わないで、
 生唾を飲み込んだのが、今でも謎だったりするのよ。
朱:ふに〜?


【乱れゆく日本語】
白:そこらの野良猫にはそんなこと思わないんだけど、
 小鳥とかはなる時があるんだよね〜。
朱:な、何だか、悪寒が寒いです〜。


【後は消去法】
朱:好きな食べ物は〜、ピーナッツバターなんです〜。
白:へー。
朱:アーモンドチョコレートも捨て難いです〜。
黄:要は、木の実が入ってて、辛くなければ何でも良いんだよぉ。


【居たらゴメンナサイ】
朱:人を豚さんみたいに言わないで下さい〜。
黄:反論の余地があるなら聞くんだよぉ。
朱:く、胡桃の殻は、流石に無理です〜。
黄:ほぼ全ての人類が、食べやしないんだよぉ。


【教師舐めんな】
朱:質問があるんですけど〜。
教:おう。何でも来い。
朱:のっぴきならないの、のっぴきって何なんですか〜?
教:退き引きの変化形。つまりは、後ろに下がったり、避けたりすることだな。
朱:り、理路整然と返されるとは思いませんでした〜。


【色々埋もれてる】
白:じゃあ、けったいって何なの?
教:占いの結果を表す言葉。「卦体」が促音化したものだ。
朱:八百長って、一体、何で八百長なんですか〜。
教:明治初頭、八百屋の長兵衛が得意先相手の接待囲碁で、
 上手いこと勝率を調整したことに由来しているというのが通説だな。
朱:の、野に放つには惜しい人材です〜。


【猫科覚醒】
朱:屋上は風が抜けて気持ち良いですね〜。
白:うーわ。この高さだと、人が豆粒みたいに見えるし。
朱:びゃ、白虎さん。身を乗り出したら危ないですよ〜。
白:うーん。でも、仮に落ちたとしても、何とか助かる気がするんだよね。
朱:ふに〜?


【鳥類爆睡】
朱:そう言えば〜、私も何だか大丈夫な気がします〜。
黄:それは確実に、錯覚なんだよぉ。


【フラグ全滅】
朱:兄妹は〜、結婚できないんです〜。
青:まあ、そうですね。
朱:でしたら〜、私は誰と結婚すれば良いんでしょうか〜。
青:適齢期ギリギリでも未婚でしたら、私が探して差し上げますよ。
黄:完全に、頭の弱い子の発言として処理したんだよぉ。


【設定上は中一】
朱:そうですね〜。その時は宜しくお願いします〜。
黄:そして、反応は見事に、頭の弱い子なんだよぉ。


【学力崩壊の賜物】
白:私、将来は天下を取ろうと思うんだけど。
黄:また、突拍子も無いことを言い出すんだよぉ。
白:天下布武で、ホトトギスを殺しまくれば良いんでしょ?
黄:そして、誰か正しい歴史を教えてやるんだよぉ。


【お説教タイムスタート】
朱:私は〜、鳴くまで待っていたら、寝付いちゃいました〜。
青:授業中、寝ていたのを暴露するとは中々の度胸ですね。


【程度の問題か】
黄:徳川幕府が発足されて尚、天下獲りの野望を失わなかった伊達政宗は、
 まさしく東北最強クラスの人物なんだよぉ。
白:あの眼帯は、独眼ビームを出す為に隠してあるって噂、本当?
黄:話が噛み合わないって、辛いんだよぉ。


【頂上聖獣の憂い】
黄:武田信玄と上杉謙信最大の違いは、人材の活かし方だったらしいんだよぉ。
朱:上に立つものは、適材適所に努めないといけないんですね〜。
黄:何だか、少し耳が痛いんだよぉ。
朱:ふに〜?


【遠路はるばるようこそ】
白:こう、身の回りの世話をしてくれる人とか欲しいよね。
黄:白虎の部屋がどうなってるか、容易に想像付くんだよぉ。
白:引き出しや鏡の中とかから、ひょっこり出てこないかな。
黄:願望と妄想をごっちゃにするのは、建設的じゃないんだよぉ。


【片付けられない症候群】
朱:どうせまた汚れるんですから〜、掃除しないのも一興です〜。
黄:それはテレビ局に、無駄な材料を提供するだけなんだよぉ。


【伊達が主流に】
朱:科学の限界について論じたいと思います〜。
黄:何を言い出すのやらなんだよぉ。
朱:眼鏡は〜、それ自体が価値を持ったので廃れることは無いと思います〜。
黄:それはたしかに、その通りの気もするんだよぉ。


【希望進路か】
白:こう、眼鏡を掛けた保健室の先生とか、永遠の憧れだよね。
黄:何だか、主旨が今一つ見えないんだよぉ。


【虎の血が騒ぐ】
白:昔、熊に素手で勝った格闘家が居たらしいね。
朱:どうしたんですか〜?
白:何だか、私も立ち向かわないといけない気がするのよ。
朱:ふに〜?


【所詮は小鳥】
朱:そう言えば〜、私も鷹匠を見るとライバル心が湧きます〜。
黄:それは確実に、勘違いの類なんだよぉ。
朱:こ、こんな展開ばっかりです〜。


【同レベル疑惑】
白:春休み、夏休み、冬休みがあって、秋休みが無いのは理不尽だよね。
黄:小学生が、一度は必ず考えることなんだよぉ。


【どっちもお子様】
朱:ですけど〜、三学期に中間試験が無いのは大歓迎です〜。
黄:こっちはこっちで、中学生が必ず考えることなんだよぉ。


コント連載中



 ネット小説ランキングさん(現代ファンタジーコミカル部門)にて「それゆけ黄龍ちゃん!」を登録しています。御投票頂けると、やる気が出ます(※一作品につき月一回有効。複数作品投票可能)。

ネット小説ランキング:「それゆけ黄龍ちゃん!」に投票


サイトトップ  小説置場  絵画置場  雑記帳  掲示板  伝言板  落書広場  リンク