邂逅輪廻



【沈黙は肯定とかいう私的制裁理論】
朱:青龍さんって、昔からあんな落ち着いた雰囲気だったんですか〜?
黄:少なくても、五龍やってた頃にはああだった記憶があるんだよぉ。
朱:生まれつきの性格ですかね〜。
白:いーや、その前に何かがあったと推察するね。
黄:その根拠は、なんだよぉ。
白:そっちの方が面白そうじゃん。
黄:世間様はそれを論拠とは呼ばないと言いたいけど、
 本人が語る訳無いんだし、好き放題いじる方向で行くんだよぉ。


【黄龍も大概だろうというツッコミは禁止】
白:やっぱ女絡みかなぁ。大失恋して、仕事に逃避したみたいな。
黄:五千年以上癒えないとか、どんだけ深手だったんだよぉ。
朱:愛は、よくも悪くも人を変えますからね〜。
黄:すげー適当なこと言ってんなというのはともかくとして、なんだよぉ。
白:でも、悲しい過去の一つもなきゃ、
 あんだけ休みなく働くとかありえないと思うんだけど。
黄:何か勤労に対しての価値観に、凄い隔たりを感じた気がするんだよぉ。


【あくまでも白虎調べだから】
青:何故、そういった他人のどうでもいい話で盛り上がれるのですか。
白:一応言っておくけど、それ否定したら女の会話なんて九割が消滅するよ。
黄:まあ、男も六割くらいはそんなもんだけど、なんだよぉ。
朱:つまり、会話の十五割はそういった内容なんですね〜。
黄:どことなく変な計算があった気がしないでもないけど、
 深くは考えない方向で調整しようと思うんだよぉ。


【パワー収集系の必殺技すら撃てそうだ】
青:成程、これがコミュニケーションに於ける潤滑油というやつですか。
白:青龍って、地味にズレてるよね。
黄:実は、開けっぴろげに変わりもんなんだよぉ。
朱:黄龍さんと勝負できる逸材ですよね〜。
黄:今、この瞬間、朱雀にだけは言われたくないという思いで、
 世界の人々と一体化できた気がしてならないんだよぉ。


【最近は玄武まで開き直ってきてるからな】
朱:いずれにしましても、青龍さんの精神性は相当なものだと思うんですよ〜。
青:持ち上げても、担当の仕事に手心は加えませんよ。
朱:ふ、ふに。
黄:若干、視野が狭い傾向はあるんだよぉ。
白:それを考慮しても、私達相手に我慢し続けられるんだからかなりのもんだよね。
黄:何度か聞いたことある査定基準だけど、
 自覚しながら改善する気が無い方も大したものなんだよぉ。


【万能難題解決機の青龍が居るじゃないか】
白:仏教的な悟りで考えても、いい線いけるんじゃないかな。
阿:呼んだか。
黄:面倒そうなのを引き寄せたんだよぉ。
朱:ですけど、悟りに関しては専門家ですしね〜。
阿:うむ、天意を解する者は天のみの言葉通り、ことは通ずる者に託すのが最善だ。
黄:さーて、今日は天照も居ないし、どうやって阿弥陀の言葉を解釈したものか、
 そこら辺が話の肝になりそうなんだよぉ。


【芸術作品と娯楽作品を混同するな】
朱:恐らくですけど、餅は餅屋って言いたいんじゃないですかね〜。
黄:想像以上に、端的に纏まったんだよぉ。
白:要約するとこんなもんってことは、よくあるよね。
朱:まとめて観ると、案外スカスカな映画やアニメの話でしょうか〜。
黄:別に鑑賞してる間が楽しければ密度はどうでもいいんだけど、
 ふと我に返ると、何か遣る瀬ないのもまた事実なんだよぉ。


【妖怪サトリに近しいという説もある】
白:それにしても朱雀って、飼ってる猫といい、赤龍といい、翻訳能力が高いよね。
黄:単に、言語で意思疎通をしていない可能性があるんだよぉ。
白:もしかして、頭に直接?
黄:何の根拠もないけど、脳髄が無い意識生命的なものとも遣り取り出来る気がするから、
 口にしているものが一種の言霊として作用しているんじゃないかと推察してるんだよぉ。
朱:ふに?


【ロビンソン・クルーソーにでもならない限りな】
朱:それで、阿弥陀さんの目から見て、青龍さんはどんなものですかね〜。
阿:そうだな。十全と呼ぶには物足りぬが、明王か菩薩には相当しそうだ。
  精進を続ければ、独力で解脱することが可能やも知れぬ。
青:何故、今後の方向性を勝手に決められているのでしょうか。
黄:まあ、人生は自分の力で切り開くと言えれば格好はいいけれど、現実は所詮、
 会社か、国家か、宗教か、家族のいずれかに束縛されるものだから大差はないんだよぉ。


【これでまた働かない理由が出来たな】
青:私は、現世を終えた後など興味はありません。
  部下を使えるようにすることで手一杯です。
白:これって、仏教的に煩悩の部類になっちゃうの?
黄:なっちゃうのが、恐ろしいところなんだよぉ。
朱:広い意味で、自分の為の行動ですものね〜。
黄:というより、厳密に言えば何かの為に働いてる時点で大体アウトなんだよぉ。


【朱雀を育成できる教師が居るんなら連れて来いとは思う】
朱:逆に考えると、私達がいつまでも半人前なら、
 青龍さんは生き甲斐を失わないってことではありますよね〜。
黄:ハハハと、笑い飛ばして冗談にしてあげることしか出来ないんだよぉ。
青:諦観で、保護者としての責任を放棄しないでください。
黄:朱雀を厳しく育てようなんてしたら、こっちの精神が先に参るんだよぉ。
白:完全に、ニートの今後について揉めてる父親と母親になってるなぁ。


【就職面接の様だとも言う】
白:で、肝心の朱雀はどうなりたいのさ。
朱:御先祖様の名に恥じない、立派な朱雀になりたいですね〜。
白:って言ってるけど。
青:では、その為に何が必要で、どのような手段を執るべきと考えていますか。
朱:な、なんでそんな、上司が企画を説明させるみたいに聞くんですか〜。
青:お忘れかも知れませんが、私は紛れも無く貴方の上司です。


【極楽破壊のリーサルウェポンになれるな】
阿:悟りに階梯を付けるのであらば、その娘子の方が上と言える面もあるぞ。
黄:朱雀の、次の就職先候補が湧いて出たんだよぉ。
朱:わ、私はこれで、結構、俗物ですよ〜?
白:いや、俗って言葉の意味をどう取るかはともかくとして、
 浮世離れしてるのは間違いないでしょ。
黄:浮世というより、この次元から浮いている感もあるから、
 やはり如来級に対抗しうるのは朱雀だけなのやも知れないんだよぉ。


【意外にチョロいという説もある】
青:その物言い、何の憂いもない世界に行くより、四神でありたいのですか。
朱:私は、朱雀なんですから当然じゃないですか〜。
青:そうですか。
黄:あれで、青龍は随分と喜んでるんだよぉ。
白:それは可愛いとこあるってことなの、それとも単に面倒くさい男なの。
黄:身贔屓込みで、どっちもってことにしておいてやるのが、
 ちょっとした優しさ的なものなんだよぉ。


【とりあえず弄っておけば優位に立てる気がするし】
青:私にとって何よりの喜びは、貴方達がいい仕事をしてくれることなのですが。
白:ん? これっていわゆるツンデレ?
黄:未だに定義が今一つ分からないけど、多分、大体合ってるんだよぉ。
朱:そういう風に考えると、青龍さんもまだまだな感じがしてきますね〜。
青:どういった理由でこの様な扱われ方をしているのか問い質してもいいですかね。


【正直村と嘘つき村のクイズみたいな】
黄:いやー、青龍さんは女の子にモテまくりで羨ましいんだよぉ。
青:心にも無いことを口にするのは、無益ですよ。
白:これがいわゆる、修羅場ってやつだねー。
朱:夫婦喧嘩は、野良猫も食べませんよね〜。
青:ここまで本音が語られないと、逆に皆が素直に思えてくるから不思議です。


【それが出来るのは朱雀だけだろうというのはさておき】
黄:というより、セルフ転生を果たす朱雀は、
 仏教的に解釈すると、どういう存在なんだよぉ。
朱:気合を入れれば、人間界に留まるくらい誰でも出来ますよ〜。
白:そういう理屈だったの?
黄:成程、本来であれば死んで六道のいずれかに移るところを、
 朱雀流の気合で現世に留まるのだとすれば、整合性は取れる気がしてきたんだよぉ。


【まずは常識が常識なのかから疑わないと】
阿:我らにとっても、たまさかであると言わざるを得ぬな。
黄:如来たる阿弥陀が、ほんのちょっととはいえ動揺してるとか、
 朱雀はやっぱ、ハンパねぇんだよぉ。
朱:褒められたんですよね〜?
白:割とビミョーなところ。
黄:朱雀を評価する場合、どの価値観を適用すればいいのかというのは、
 懸賞金が掛かってる数学の証明くらい難題なんだよぉ。


【御意見番を気取るだけなら免許は要らない】
青:何にしましても、全てを仏教的価値観で判断しようというのは、
 いささか安直に過ぎると思いますね。
黄:大中華様所属の輩が言っても、説得力が感じられないんだよぉ。
白:中華思想って、俺様主義だもんねー。
朱:押し付け合うだけじゃ、何も解決しないと思うんですけど〜。
黄:いや、あんたらはあんたらで人の言うこと聞きやしないくせに、
 なんでそうも上からものを言えるんだよぉ。


【死地へと向かう様は優麗なれど哀れなり】
白:まあ、生きるって、つまりは自分を曲げないことだし。
朱:流されるままじゃ、甲斐が無いですよね〜。
黄:どうにも、扱いづらい面々なんだよぉ。
青:私は、玄武を含めて部下として年中接している訳ですが。
黄:正直、その点に関しては尊敬すらしているけど、
 同時に、なんて無謀な男なんだとも思っていたりするんだよぉ。


【外から見れば綺羅びやかに思えるものさ】
朱:すごく基本的な話なんですけど〜。
白:ん?
朱:私達が住んでる世界って、六道でいうところの天界に近くないですか〜?
黄:まあ、たしかに人間達が住んでるところとはちょっと違うけど、なんだよぉ。
白:でも、天界って解脱する為に修行する場所じゃなかったっけ。
黄:これほどまでに対局の存在があろうかとも思うけど、
 世の中、誇大広告と粉飾で成り立ってるから案外そんなものなのかも知れないんだよぉ。


【考えように依っては媚びてる感がある】
白:そういえば、六道以外の第七の道として、
 永遠に仕事から逃れられない社畜道があるって聞いたことあるんだけど。
朱:な、なんと恐ろしい響きでしょうか〜。
黄:もしや青龍はその世界に片足を突っ込んでいるのでは、なんだよぉ。
白:ま、今、適当に作ったんだけどね。
黄:分かっていても乗ってあげるという優しさが必要であるかどうか、
 言ってから、ちょっと考えてしまったんだよぉ。


【仏教的に凄くダメな世界の匂いがする】
朱:そのパターンでいいなら、いくらでも作れそうですね〜。
黄:いつから、面白い返しを模索するコーナーになったんだよぉ。
青:普段から、そんなものではないのですか。
黄:そう言われると、そんな気がしてきたんだよぉ。
白:流されやすいなぁ。
黄:この際だから、他者の意見に惑わされて自分というものを全く持てない、
 漂流道というものを新設しようかと思うんだよぉ。


【現世がいつ終わるか分からない黄龍はどうすれば】
朱:一人一人が新たな道を創設することが、世界の平和へと繋がるんですよ〜。
黄:まーた適当なことを、なんだよぉ。
白:ってか、解脱するという目標を、完全に忘れ去ってるよね。
朱:数えきれないくらいの道が生まれれば、
 それを巡ってる間にどうでもよくなりそうじゃないですか〜。
黄:これも果てしなく何も考えていないようでいて、
 意外と真理に近いんじゃないかと思えてくるから、侮れないんだよぉ。


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