【ラジオ体操的な立ち位置で】 朱:今日もふにふに♪ 明日もふにふに♪ じっちゃもばっちゃもふにふに♪ 黄:テーマソングは、今日も鋭意開発中の模様なんだよぉ。 朱:これを国家推薦ソングとして国民に推奨しまして〜、 四神に親しみを持って貰えれば良いと思うんですよ〜。 黄:そんな電波で洗脳される国なんて、 恐怖や妄想で束縛されるよりも、遥かに嫌なんだよぉ。 【羞恥が周知の女神様】 月:成程、それは面白い。 黄:食い付くんじゃないんだよぉ。 月:とはいえ、自国で失敗したら恥ずかしいから、とりあえずは様子見。 黄:存在自体が恥ずかしいくせに、今更そんな体裁を気にする辺りが、 どうしようもなく恥ずかしいというものなんだよぉ。 【人は誰もが見誤る】 朱:みんなふにふに♪ 誰もがふにふに♪ 起承転結ふにふに♪ 黄:逆に、良い歌に聞こえてきたんだよぉ。 月:帰ってこーい。 黄:歴史上、明らかに錯誤した行動を取った人物は幾らでも居るけど、 きっとこんな精神状態だったんだと、思ってしまったんだよぉ。 【歴史の悲劇は繰り返す】 朱:き、麒麟さんに、却下を食らいました〜。 黄:アレにしては、妥当な判断なんだよぉ。 朱:こうなりましたら〜、中国国内に拘らず、 日本やアメリカで売り込もうと思います〜。 黄:後の教科書で、両国の国力衰弱、最大の要因として述べられるとは、 この時、誰も思っては居なかったのであった、なんだよぉ。 【擬音と掛け声込みで】 朱:夏ですね〜。花火の季節ですよ〜。 黄:炎の聖獣として、少しは仕事するんだよぉ。 月:閃いた。朱雀を天に打ち上げよう。 黄:一瞬で、何の違和感もなく情景を想像出来てしまったことは、 罪なのであろうか、なんだよぉ。 【ギャグマンガ界の鉄則】 朱:は、破裂は嫌ですよ〜。 黄:論点はそこじゃないんだよぉ。 月:大丈夫。朱雀なら、何の問題もなく次のコマから戦線復帰出来る。 黄:そしてそっちも、論点が完全にズレまくって、何が何やらなんだよぉ。 【むしろ天変地異が心配】 朱:ですけど〜、花火って不思議ですよね〜。 何でこんなにカラフルなんですかね〜。 月:真面目な話をすると、炎色反応。 燃焼する際、金属に依って、多種多様な色が出る現象を利用している。 黄:月読がこの局面でボケないとは、 これは花火大会が中止になる前兆と見たんだよぉ。 【童話風味は色褪せない】 月:というのは、冗談で。 黄:自己修正が入ったんだよぉ。 月:花火達は、職人達の想いに依って、それぞれの色に輝くのさ。 黄:いや、今更、ファンタジックな雰囲気を醸し出そうとしても、 今までの人格からして、ひかれるだけだと思うんだよぉ。 【何しろ体温七十五度】 月:朱雀が発する熱量が、摂食に依る燃焼で得られる値を、 相当量、上回っているという調査結果が出た。 朱:ふに? 黄:朱雀なら、想定内なんだよぉ。 朱:逆に考えれば〜、実に効率的でエコロジーってことですよね〜? 黄:いや、生命体、並びに物理学的におかしいという話であって、 別段、褒めてる部分は無いという解釈が一般的かと思われるんだよぉ。 【暫定で三十点は進呈】 月:物質が、燃焼以上のエネルギーを発するといえば、代表的なものは核反応。 玄:呼びました? 黄:動力が原子力の御方がやってきたんだよぉ。 玄:つまりこれは、朱雀さんがばら撒いている電波は、 放射線だったという面白オチで良いんですよね? 黄:いや、何だか巧いことを言われたような、そうでもないような、 とりあえず、話を混ぜっ返すのは勘弁なんだよぉ。 【朱雀研究学会用草稿】 月:或いは、一般の動物では不可能な物質まで燃焼してしまうのでは無かろうか。 朱:そうですよね〜。私はこれでも、炎の聖獣ですから〜。 黄:いや、だから別に褒めてはいないと思うんだよぉ。 月:一度で良いから、このニトログリセリンを静脈注射して、 どの様な反応を示すか試してみたいものだ、丸。 黄:そして何処ぞの三文記事みたいに、願望と妄想を織り交ぜた自己満足な文章を書いて、 悦に入りやがるんじゃないんだよぉ。 【基本的に言いたい放題】 白:私はその話、別に興味無いなぁ。 黄:朱雀研究家らしからぬ発言なんだよぉ。 白:むしろさ。朱雀食べたらカロリー過多になんないかって思ったんだけど。 黄:いやいや、それよりこんな奇々怪々な生命体をを捕食した場合、 お腹を壊す心配するのが、正しい生物の有り方だと思うんだよぉ。 【月読なら手が出てる】 朱:ふに〜。髪が伸びてきました〜。 黄:切ってあげるから、ここに座るんだよぉ。 朱:通常の三割増しで見栄えが良く見える様にお願いします〜。 黄:素人にそんな無茶な要求するなと言いたいけれど、 朱雀だから、笑顔で流してあげるんだよぉ。 【朱雀由来成分配合】 黄:それにしても、相変わらず柔らかい髪質なんだよぉ。 朱:文字通り、一子相伝ですから〜。 黄:逆に、切りづらくて困るんだよぉ。 ?:ふにふにっ! 黄:今、髪の毛達のささやかな抵抗があった気もするけれど、 こちらも気付かなかった振りで遣り過ごそうと思うんだよぉ。 【タダモノでないナマモノ】 黄:大体、終わったんだよぉ。 朱:お粗末様でした〜。 黄:こっちの台詞なんだよぉ。 月:ところで、下に溜まった髪の毛達が、微妙に蠢いている件について。 黄:まるでトカゲの尻尾の様な話だけれど、 一切、気にせず、ゴミ箱に捨ててやるんだよぉ。 【そういう問題では無い】 朱:あ、あれから三日で、又、伸びてきました〜。 黄:どういう仕組みなんだよぉ。 月:きっと、全世界の理容師、美容師が、業界活性化の為、 夜中に育毛剤をつけて回っている。 黄:いや、その理屈だと、世の頭が寂しいお父さん方が絶滅するはずで、 余り合理的な解釈とは言えないと思うんだよぉ。 【脳への直接攻撃】 月:ふにでれ、というのを開発したい。 黄:とりあえず、当事者に解説を求めるんだよぉ。 朱:ふにを甘く見てはいけません〜。 この言葉には、日本の言霊に比肩する妖かしの力があるんですよ〜。 黄:ふむ、たしかに真っ当とは思えない言語だけれど、 どれかというと、洗脳力の間違いだと思うんだよぉ。 【晩のおかずで揉めてる】 月:ふにふにふに〜。 朱:ふに? ふにふに。 月:ふにふに! ふにふに〜!! 黄:いや、このブラウザが言語機能を誤ったかの様な会話、 決して、世間様に聞かせてはいけないと思うんだよぉ。 【商談でもふにふに】 月:バベルの塔の一件で、人類は言語を分割された。 今こそ、ふに語で再統一すべきではなかろうか。 黄:まあ、たしかにこれが共通言語になれば世は平和になるだろうけれど、 そんな世界を皆が望んでいるかと言われると、又、別の話なんだよぉ。 【出来れば五百文字以内で】 朱:それで、ふにでれって、結局、何なんですか〜? 黄:知る訳が無いんだよぉ。 月:ふにふにした後に、デレる。比率は、五対一くらいで。 黄:その展開は、一体、誰が得をするのか、 話を聞くのは面倒だから、報告書一枚に纏めておいて欲しいんだよぉ。 【霊験もへったくれもねぇ】 朱:ふに〜。木の実は美味しいですね〜。 黄:山の恵みが染み渡るんだよぉ。 月:山の神が、山の神が土地を侵したことにお怒りじゃー。 黄:いや、そいつならたしかに昔、うちに殴り込んで来たけど、 あっさり返り討ちにして、涙目にしてやったんだよぉ。 【肥大化する第三次産業】 朱:それで食べ放題なんですね〜。 黄:自分で食べるものくらい、それなりに賄うんだよぉ。 則:ほむ。何やら、良きものを食しておるの。 黄:尤も、世にはそんな摂理を無視して食べるだけの輩も居るけれど、 意外と世の中、そういうものだったりするから困るんだよぉ。 【纏めて食べなくても】 朱:一度で良いから、木の実のお風呂に入ってみたいです〜。 月:お望みなら、本気で集めてくるけれど? 黄:本当にやりかねないから、今の内に撤回しておくんだよぉ。 朱:その時は〜、晩御飯にするから問題無いです〜。 黄:如何に朱雀が小柄とはいえ、 身体がすっぽり埋まる程の木の実を誰が消化するのか、 ちょっとは考えて欲しいものなんだよぉ。 【アメリカ帰りの模様です】 朱:こうして〜、月読さんは世界の木の実を探す旅に出たのでした〜。 黄:しばらく帰ってこなければいいのに、なんだよぉ。 月:いやぁ、参った、参った。 折角俺がハントしたってのに、スティーブの野郎がよ。 黄:そして平穏とは常に刹那のものであると、 悲しくも儚い現実を知ってしまったのであった、なんだよぉ。
|