【逃げ足なら負けないよ】 帝:ヒョオオォォ。 黄:頭の悪いジジィが来たんだよぉ。 朱:か、仮にも上司に、その口の聞き方は良いんですか〜? 麒:ほぅ。まるで朱雀が、上司に敬意を持って喋ってるかのような物言いだな。 朱:わ、私、急用を思い出したので失礼します〜。 【モンゴル最強伝説】 月:まあまあ。これだけ仲の悪いトリオが揃ったんだから、 見て行くのが筋というもの。 帝:何を言うか。博愛主義者のテンちゃんと言えば、 世界で名を知られておるんじゃぞ。 黄:人類史上最大版図を獲得したアジアの主が言っても、 説得力というものが欠片も感じられないんだよぉ。 【他人事モード】 麒:あいつらの話は、するなぁ! 黄:本気で涙目なんだよぉ。 月:中華では、いつもラスボス、異民族。 黄:のんびり島国で生きてきた者には、 絶対にこのしんどさは分からないんだよぉ。 【後の神帝戦争である】 帝:世界征服。良い響きじゃのぉ。 黄:博愛主義者は何処に行ったんだよぉ。 帝:男とは、常に野心と義侠の板挟みなんじゃて。 黄:どうでも良いけど、本気になりすぎて欧州辺りに手を出すのだけは、 勘弁なんだよぉ。 【目指すは暗殺王】 黄:ジジィをブチのめす必殺技が思い付かないんだよぉ。 朱:ぶ、物騒な話をしてますね〜。 黄:寝込みを襲って毒物を注射しても死なないとは、 本格的に対策が難しいんだよぉ。 朱:そ、その物言いは、完全に実行済みです〜。 【目指すは前人未到】 月:すっかり忘れ去られた感のある麒麟が哀れ。 朱:たしかに〜、天帝さんに勝てるなら、 麒麟さんは相手じゃないですよね〜。 黄:今更元鞘に収まるくらいだったら、 統括神殺しとして名を残す方を選ぶのが人情なんだよぉ。 【当たらずとも遠からず】 黄:絶対に、弱点を見付けてみせるんだよぉ。 朱:しゅ、執念が物凄いです〜。 帝:儂は、何処までも可愛いオナゴに弱いぞい。 黄:ここに居る面子は女性的魅力が欠如していると、 遠回しに言われた気分なんだよぉ。 【坊主憎けりゃですね】 帝:オナゴは、良い。 朱:だ、断定口調で言い切りました〜。 黄:こんなのを崇拝してる奴の、気が知れないんだよぉ。 帝:ホッホッホ。こんな儂じゃから慕う奴もおるのじゃ。 まだまだ、世の中のことが分かっておらんのぉ。 黄:何を言われても腹が立つという補正力は、 物凄いものだと、感心さえさせられるんだよぉ。 【脳内ファイアウォール疑惑】 朱:未確認飛行物体って〜、浪漫を感じますよね〜。 黄:脳の中身が未確認の分際で、良く言うんだよぉ。 朱:そうですね〜。きっと私の頭も、浪漫で一杯なんですよ〜。 黄:嫌味を言っても通じないというのが、 肩透かしとしては一番に嫌なものの気がするんだよぉ。 【寝耳に洪水】 帝:未確認飛行物体とは何じゃ。 朱:文字通り〜、その所属、詳細が確認されていない飛行物体のことで〜、 宇宙人の乗り物というのが定説になってます〜。 帝:うんにゃ。話を聞く限り、儂のことじゃろうな。 黄:さりげなく、不穏当な発言を聞いた気がしてならないんだよぉ。 【それもまた生き様】 帝:空中散歩は、英国紳士の嗜みじゃ。 黄:モンゴロイドの主が、何を言ってるんだよぉ。 帝:この小粋なジョークを解さんとは、黄龍ちゃん、 もう少しグローバルになった方が良いぞい。 黄:国際的になった結果がこのジジィなら、 鎖国しても良いかなって思ってしまう訳なんだよぉ。 【黄龍的達観術】 朱:も、もしかして〜、ミステリーサークルも――。 帝:畑で休憩したことがあったかも知れんのぉ。 黄:迷惑な話なんだよぉ。 朱:も、物凄いショックです〜。夢を壊されました〜。 黄:このジジィが世界で一、二を争う偉さの時点で、 夢や希望なんて持たない方が幸せというものなんだよぉ。 【役人名物たらい回し】 帝:格闘技は、良い。 黄:その、唐突な断定口調は何なんだよぉ。 朱:何でも〜、特番を見たそうです〜。 帝:相手の戦意を挫いて尚、叩きのめす。 世にはまだ、この様な正しい姿が残っておったのじゃな。 黄:何となく、ヘルと話が合いそうだから、 そっちに持ち込んで欲しいと思ったんだよぉ。 【白虎求婚編参照】 ヘ:奴を倒す方法を思い付くまで、会うつもりは無いぞ。 黄:そんなこともあったんだよぉ。 帝:何じゃ。誰かと思えばあの時の嬢ちゃんか。また遊んでやろうかいの? 黄:どいつもこいつも、煽る技術だけは一流で、 本当、収集させる才覚に乏しい奴らばっかりなんだよぉ。 【即興川柳ズ】 月:ここまでに、傲慢なれば、偉くなる。 白:もしかして、偉くじゃなくて、エロくでは。 朱:本当に〜、上の人ほど、変ですね〜。 黄:こいつらは、言いたい放題、なんだよぉ。 【そして皆で返り討ち】 帝:ヒョヒョヒョォォ! 見よ! この身体のキレを! 黄:年寄りの冷や水で、何処か痛めやがれなんだよぉ。 帝:ふぅ。やっぱり、スパーリングの相手が居ないと盛り上がらんの。 黄:今なら、恨みを持つ者を集めれば、 ボコボコに出来る気がしてならないんだよぉ。 【卵が先か鶏が先か】 帝:天啓があったぞい。 黄:何をふざけたことを言ってるんだよぉ。 朱:天帝さんは〜、神様を信じてるんですね〜。 黄:この会話、カオスな度合いで言えば中々のものなんだよぉ。 【大いなる宇宙の意思】 帝:まさかとは思うがの。この広い宇宙で、 儂ら統括神が最高の存在だとか思っておらんか。 朱:違うんですか〜? 帝:世には、まだまだ上には上が居るもんじゃて。 黄:何だか、努力する気が失せる話を聞いてしまった気がするんだよぉ。 【こいつなら有り得る】 帝:儂も若い頃は、奴らに勝てると思っておったものじゃ。 黄:そもそも、若い頃を想像さえ出来ないんだよぉ。 帝:身体を鍛える為に、小惑星群を破壊するなんて無茶をやったもんじゃて。 黄:スケールがでかすぎて、どうにも話の真偽が曖昧なんだよぉ。 【蝮かく語る】 帝:奴らが本気を出したら、恒星なんか瞬時に消えるぞい。 天:えぇー! た、太陽神として、今の発言は聞き流せません。 帝:本当の話なんじゃからしょうがないじゃろ。 黄:井の中の蛙とは言うけれど、もしかしたら、 それはそれで幸せなんじゃないかと思う自分に気付いたんだよぉ。 【度量と才覚で何とか】 帝:ちょっと、暇潰しに山を消してくるぞい。 黄:本当、迷惑しか掛けられないんだよぉ。 朱:と、止めなくて良いんですか〜? 帝:うんにゃ。黄龍ちゃんがつれないから、やる気が無くなったわい。 黄:天邪鬼の使い道というのは、簡単な様で難しいのものなんだよぉ。 【全て計算説】 黄:操縦しようと思うこちらの心を読み取られると、 更にその逆を突くのが真の天邪鬼なんだよぉ。 朱:や、ややこしいですね〜。 帝:そういう駆け引きは、夜の世界のねーちゃんで慣れとるぞい。 黄:何でわざわざ自分から株を下げることを言うのか、 その心理さえ分からないこちらに勝ち目は無いんだよぉ。 【真実一山叩き売り】 帝:海を割ると、伝説になれるんじゃの。 黄:それは旧約聖書なんだよぉ。 帝:良し。楽しそうじゃし、アメリカ大陸まで挑戦してみるわい。 黄:それを実行した場合、麒麟がどんな言い訳を用意するのかを考えて、 ちょっと応援したくなったから困るんだよぉ。 【舌先マジシャン】 黄:何にしても、魚にとっては良い迷惑なんだよぉ。 帝:人間とて、自分の都合で道などを作ってるじゃろ。 黄:一瞬、一理ある様な気がしたけれど、思い付きで作ることは無いから、 やっぱり間違ってる訳なんだよぉ。
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