邂逅輪廻



【何だか納得】
朱:そういえば〜、何か関連したお店のことを姉妹店って言いますけど〜、
 兄弟店とは殆ど言いませんよね〜。
黄:きっと、色々と妄想しやすい様になんだよぉ。
月:お、お姉様、やめて下さいっ!
黄:ボケにボケを重ねると、落としどころが見えなくて困ったものなんだよぉ。


【自分でやりなさい】
朱:兄弟店を〜、具体的に妄想しようと思います〜。
月:に、兄さんっ! こんな味じゃ客は来ないよっ!
白:うほうほ、うほうほ。
朱:ふに。実はオランウータンさんの兄弟だったんですね〜。
黄:この暴走ばかりの三馬鹿を、誰かとっとと止めるんだよぉ。


【ほぼ保育士】
朱:ストライプの歯磨き粉って〜、残りが少なくなると、
 微妙にグジュグジュになって物悲しいですよね〜。
白:あー、分かるなぁ。ジャムを入れたヨーグルトっぽいって言うか。
黄:良いから、四の五の言わず、とっとと磨くんだよ。


【むしろ考えるな】
朱:歯磨きって、苦手なんですよ〜。
黄:お子様が居るんだよぉ。
朱:こう、手をシャカシャカ動かしてると〜、
 いつの間にか自分がどうやって歯を磨いているか分からなくなりませんか〜?
黄:それは確実に、朱雀だけだから安心するんだよぉ。


【燕の巣を参考に】
月:今日は、小鳥の気持ちを理解してみようと思う。
朱:ふに?
月:と言うより、雛鳥の気持ち。
黄:どういうことなんだよぉ。
月:お母さーん、お腹空いたー。御飯まだー。
黄:この発想は、地味に難しかったんだよぉ。


【雛鳥も相当なもの】
月:別バージョンも開発済み。
黄:もう、余り聞きたくないんだよぉ。
月:ふぅ。親を騙くらかして潜り込むなんざぁ、おいらにとっては朝飯前だぜ。
黄:カッコウの場合、ふてぶてしいのは親鳥の方だと思うんだよぉ。


【きっと博愛主義者】
朱:猫って〜、数の認識が出来ないって聞いたんですけど〜。
白:それ、ガセネタじゃない?
朱:一説に依ると〜、こっそり母猫に余所の仔猫を混ぜても気付かないらしいです〜。
黄:それは、数の認識以前の問題な気がしてならないんだよぉ。


【論外だった】
白:あれ? だけど、私の兄弟姉妹って、全部で何人だっけ?
黄:身近に、痛い子が居たんだよぉ。
白:お父さん、教えてよ。
フ:はっはっは。私に聞くとは、まだまだ理解が足りないようですね。
黄:こうやって、天然ボケの遺伝子は確実に受け継がれるんだよぉ。


【脳味噌コンピューター】
朱:何事も〜、特異な記憶力を発揮する人は居ますよね〜。
黄:定番は、女の子の電話番号なんだよぉ。
月:私は、プロ野球チームと年度、そして背番号さえ言えば、
 ほぼ全ての選手を特定出来る。
黄:だから、才能の無駄遣いをするなと、何度言えば分かるんだよぉ。


【マニアの常識】
朱:でしたら〜、2006年度、日本ハムファイターズの63番は誰ですか〜?
月:ほぼ一年通じては、渡部龍一捕手。九月二十七日の一日のみ、新庄剛外野手。
黄:今、真性のドアホをこの目にしたんだよぉ。


【しかし虎も希少種】
白:私は、どんな生肉でも、食べさえすれば大体分かるよ。
黄:それは前に聞いたんだよぉ。
白:まあ流石に、ホッキョクグマ辺りは、
 希少で食べたこと無いから分からないけどね。
黄:そんなものを食べたら、色々な条約に引っ掛かりそうだから、
 やめておいた方が無難なんだよぉ。


【冷凍食品に匹敵】
白:あと、シーラカンスも分からないと思う。
黄:食べたことのある人を探す方が大変なんだよぉ。
白:まあ、生きた化石って言う位だから、歯応えはありそうだけど。
黄:若干、意味合いを勘違いしている野良猫を発見したんだよぉ。


【きっと恐ろしいことに】
月:壮大な悪戯を敢行しようと思う。
黄:今度は、何を思い付いたんだよぉ。
月:月の公転を、通常の三倍速にすれば、みんなビックリ。
黄:潮の満ち引きを含めた、全ての生態系に影響を及ぼすから自重するんだよぉ。


【ウサギは何処に】
月:ちょうど今、温暖化とやらでバランスが微妙だから逆に良いかも知れない。
黄:そんなことは無いんだよぉ。
月:じゃあ、月の表裏を引っくり返すだけで勘弁する。
黄:それはさりげに、世界中の人が首を傾げそうで面白そうなんだよぉ。


【何処までも自由に】
朱:今日は天気が今一つですね〜。
黄:何に困ると言うんだよぉ。
朱:宇宙からの電波を〜、受信出来ないのは困ります〜。
黄:月読は、後ろからアフレコするのをやめるんだよぉ。
月:てへっ。


【ギャラは同額】
月:この声色を真似る為に、一週間の山篭りを敢行。
黄:余り、山は関係無い気がするんだよぉ。
月:朱雀が病欠しても、代役しますので宜しく。
黄:殆ど、芸能人の売り込みと化している気がするんだよぉ。


【激痛に近い】
月:肉球の擬音は、ぷにぷにとふにふに、どちらが的確かを議論しようと思う。
朱:ふ、ふに?
黄:また、無駄なエネルギーを消耗する気なんだよぉ。
白:私は敢えて、ふにゅふにゅを提唱させて貰うわ。
黄:この頭の痛みは、錯覚ではないんだと信じてるんだよぉ。


【世界に染まれ】
月:肉球は、脂肪を厚めの角質で覆ったもの。
朱:ぷゆぷゆな訳ですね〜。
白:お、また新しい音が出てきた。
月:この際だから、ぷゆゆんというのも、有り。
黄:ここに居るだけで、脳が汚染されつつある気がしてならないんだよぉ。


【元祖カオス姫】
朱:トリケラトプスさんって〜、何であんなに鼻高々なんですかね〜?
白:クレオパトラの生まれ変わりとか。
黄:時代の順番が無茶苦茶なんだよぉ。
朱:ふに。美人であれば〜、大抵のことは許されるんですよ〜。
黄:もう、しっちゃかめっちゃかで何が何やらなんだよぉ。


【所詮は小鳥】
朱:鳥類は〜、恐竜にとても近い親戚なんですよ〜。
黄:微妙に誇らしげなんだよぉ。
朱:龍族にだって〜、決してヒケを取らないんです〜。
黄:目を見て、もう一度言ってみるんだよぉ。
朱:す、すいません〜。少し調子に乗りました〜。


【その後大繁栄】
白:生きてる内に、始祖鳥は食べてみたかったよね〜。
黄:だから、時代が違い過ぎるんだよぉ。
白:黄龍は、見たことくらい無いの?
黄:今まで生きてきた年数の、一万倍くらいは必要なんだよぉ。
月:それだけ経ってしまえば、人間だって古代種。
黄:龍族だって、安泰とは言えない程の長さなんだよぉ。


【とてもカオスです】
白:あれ? 龍族って、恐竜の生き残りじゃなかったっけ?
黄:今まで、何を聞いていたんだよぉ。
白:恐竜の丸焼きは、淡白で割と美味しそうだなぁだっけ?
黄:どんな脳をしているのか、一度掻っ捌いて見てみたいんだよぉ。


【進化系とも言える】
朱:始祖鳥と鳳凰って〜、どっちが偉いですかね〜?
黄:成り上がりは数多く居ても、始祖は何処までも一人なんだよぉ。
朱:ふに。私はやっぱり〜、下っ端の方が気楽なので安心しました〜。
黄:さりげに、かなりの自意識過剰が入っているんだよぉ。


【プライドズタズタ】
朱:ふに〜。私は〜、そういう先人達の為にも、頑張っていこうと思います〜。
黄:本格的には飛べないのに、良く言ったものなんだよぉ。
白:猫科にとっては、只の獲物だしね。
月:私が養ってあげるから、気にしない。
朱:ふ、ふに〜。


コント連載中



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