【あくまで形式的に】 玄:〜〜♪ 〜〜♪ 黄:一体、何をしてるんだよぉ。 玄:玄武促進キャンペーンとして、小型量産化に着手しています。 朱:ふに? ?:くけけー。人類、滅ぼしますわー。 黄:とりあえず、何の促進にもならないと忠告だけしておくんだよぉ。 【人形にマジギレ】 朱:これって、名前はあるんですか〜? 玄:開発コードは、伏龍となっています。 黄:何でもかんでも、龍だの、虎だの名付けるのはこの国の悪習なんだよぉ。 伏:けけけー。龍なんて所詮、成り上がりの爬虫類ですわー。 黄:無性に、カッターナイフを握り締めたい気分なんだよぉ。 【ミス突っ込まれ王】 玄:えっぐ。えっぐ。成り上がりの爬虫類なんて酷いです。 黄:機械の分際で何を言ってるんだよぉ。 玄:私は、あなたをそんな娘に育てた憶えは無いですよ! 黄:そして、これは只、プログラムされた言葉を喋ってるようにしか見えないんだよぉ。 【目覚まし機能搭載】 伏:かかかー。四の五の抜かすと、ぶち殺しますわー。 黄:一体、こんなものの何処に需要があると言うんだよぉ。 玄:先行予約が殺到致しまして、ラインを増やす対応を取らせて頂きました。 黄:全く以って、病みきった世の中になったものなんだよぉ。 【運動家御用達】 伏:我々の生活は既に限界を超えている! これを打破する為には、国家転覆しかなぁい! 黄:何で、こんなのが入ってるんだよぉ。 玄:極めて左方面がお好きな方に、妙な需要がありまして。 黄:商業第一主義は、良し悪しだと知った瞬間なんだよぉ。 【ちょこっと重めに】 伏:この国を支えて来たのは誰か! それは我らが政府に他ならない! 黄:今度は右とは、節操が無さ過ぎるんだよぉ。 玄:運動家って、ことの左右に関わらず、我という言葉を良く使いますよね。 黄:こうしてまた、何の役にも立たない知識が蓄積されるんだよぉ。 【さりげに怖い】 伏:ですわー、ですわー、ですですわー。 朱:ど、どうしたんですか〜? 玄:調子が悪かったので、音声機能を調整しておりました。 黄:そういうことは、一人でこっそりやって欲しいんだよぉ。 【いずれ漏れ出る】 伏:ダスンダスン。朱雀なんて所詮、頭の弱い雛鳥ですわー。 朱:ふ、ふに!? 玄:し、失礼しました。プロテクトファイルに入れておいたので、 大丈夫だと思っていたのですが――。 黄:王様の耳はロバの耳というのは、きっとこういうことを言うんだよぉ。 【人生只翻弄】 伏:タイガー! 黄:今度は何なんだよぉ。 伏:アメーバ! 朱:どうやら〜、唯、言いたいだけみたいですね〜。 黄:只の人形に、何でこんなにも振り回されてるんだよぉ。 【主に癒しを】 伏:ババロア! 黄:誰か止めるんだよぉ。 伏:アジサイ! 朱:ふに? 伏:イカルガ! 朱:どうやら〜、しりとりになってるみたいですね〜。 黄:この機能が、何の為に付いているかと、問い質す気にもなれないんだよぉ。 【機械処理で何とか】 伏:ワレワレハ、ウチュウジンダ。 朱:扇風機の定番ですね〜。 玄:プロの方に頼んで、扇風機の前で音声収録致しました。 黄:こうやって、この国の血税は無駄な浪費が成される訳なんだよぉ。 【もしや仮面キャラ】 玄:私は、予算は組んだら使うもの、と教わりましたが。 黄:先代も、余計な知恵を付けてくれたものなんだよぉ。 伏:けけけ。足りなくなれば、国民から搾取するだけですわー。 黄:本当に自立思考能力が無いのか、少し疑念を持ったんだよぉ。 【商魂燃ゆる】 玄:着せ替え機能を搭載すべきでしょうか。 黄:真面目な顔で、何を言い出すんだよぉ。 玄:販売促進の為に、悪魔に魂を売るかどうかを悩んでいるんです。 黄:極めて特殊な層の開拓は、確立さえすれば安定的なものでもあるんだよぉ。 【科学は日々進歩】 伏:売られる側の気持ちを考えろですわー。 朱:こ、こんなことを言ってますけど〜。 玄:私は、手塩に掛けて育てた牛を売るかの如く、 あなたが店頭に並んだ姿を見て涙を流すことでしょう。 黄:とても、無生物同士の会話とは思えない内容なんだよぉ。 【ぬるま湯の日々で】 玄:とりあえず、ゴスロリ、ナースモードは必須ですよね? 黄:断定的に質問されても困るんだよぉ。 玄:それでしたら、専門家の方の意見を伺いたいと思います。 黄:どんなロクデナシなんだよぉ。 月:やっほ〜。この筋の者です。 黄:この程度のことを推察出来ないとは、勘が鈍ってるんだよぉ。 【言葉は幻影】 月:私、こういうものです。 黄:名刺まで作って本格的なんだよぉ。 朱:偏執的服飾研究家ですか〜? 黄:要は、コスプレマニアということなんだよぉ。 月:身も蓋も無い人、割と好き。 【底の浅い辺りが】 伏:くけけー。貸金業なんて、まごころさえ篭めれば、 どんな金利でも問題無いのですわー 黄:実に危険な発言なんだよぉ。 伏:甘い汁も吸えない官僚に成りたがる物好きさんなんて居ませんわー。 黄:案外、コメンテイター辺りが適職なのかも知れないんだよぉ。 【人道問題は微妙】 玄:な、何を言うんですか。この子を電波に乗せて荒稼ぎだなんて、私が許しません。 黄:電波なら、朱雀こそが本業なんだよぉ。 朱:ふ、ふに? 玄:そういう話はマネージャーである私を通して頂かないと、商売上がったりです。 黄:そして、我が子を切り売りする根性だけは買おうかと思うんだよぉ。 【朱雀研究家二号】 朱:さ、さりげに扱き下ろされた件が棚上げになってるんですけど〜。 月:おー、よしよし。 朱:ふにふにふに〜。 月:朱雀は、耳の裏を掻いてあげると怒りを忘れる。 黄:つまりは、猫とさして変わらぬ習性なんだよぉ。 【キャラ的にも】 朱:ふに〜。これにて一件落着ですね〜。 黄:本当に、トーンダウンしたんだよぉ。 朱:これからは〜、クールビューティ路線で行こうと思うんです〜。 黄:炎の鳥として、色々と間違ってる気がしてならないんだよぉ。 【捻じ込み可能か】 伏:かかかー。私は、国家主席になる存在ですわー。 黄:あいにくと、人間でない者に被選挙権は無いんだよぉ。 玄:それよりも、コネが無いとほぼ確実になれないことは触れなくて良いのですか。 黄:少なくとも、四神が言うことでは無い気がするんだよぉ。 【天敵に酷似】 伏:金なら、腐るほどありますわー。 朱:ふに。前々から思ってたんですけど〜、 腐るほどのお金って、管理が拙かったんですかね〜? 玄:いえ、それ以前に硬貨であれば、腐食こそ考えられても、 一般的に言われる腐敗などしないはずなのですが。 黄:こうして、ボケはボケに依って、ボケボケと潰されるんだよぉ。 伏:くけけー。 【敢えて聞き逃す】 黄:きっと、この面子で道を歩いたら、ボケの力でペンペン草も残らないんだよぉ。 月:それは、実に見物。 黄:頭数として勘定されてることを、少しは自覚すべきなんだよぉ。 月:るるる〜。 【名目は治安維持】 玄:こ、国家の意向で、販売が無期延期となりました……。 黄:それでこの大量在庫を、どうするつもりなんだよぉ。 伏:くけけけー。 玄:とりあえずゲリラ的に、路上販売を試みてみようかと。 黄:こんな口が悪いものを並べたら、確実に公安が動くんだよぉ。
|