邂逅輪廻



【無茶しやがって】
黄:麒麟が死ぬ夢を見たんだよぉ。
麒:勝手に物騒な物を見るな。
黄:国を守る為に散った、華々しい最期だったんだよぉ。
麒:そして想像の産物を既成事実にしようとするな。


【戦力外通告】
青:ですが、国を守護する立場である以上、その様な覚悟は必要だとは思いますが。
白:えー。死んじゃったら美味しいもの、食べられないじゃない。
朱:やっぱり〜、死ぬのは怖いです〜。
青:あなた方には始めから期待していません。


【目指せ最低上司】
麒:安心しろ。もしもそういう局面に陥ったら、上手く騙すことにするさ。
青:疑心暗鬼を煽るのは、上役として如何かと。


【自分大好き主義】
白:でも、五千年くらいの歴史の中で、そんなシチュってあったの?
青:今の所は、無かったですね。
朱:私は〜、前例に従って行動させて頂きます〜。
黄:いきなりの役人体質、天晴なんだよぉ。


【感化され易い】
白:ねえねえ。宇宙から侵略者が来た場合ってどうするの?
黄:いきなり、とんでもない仮定が飛び出したものなんだよぉ。
白:やっぱレーザーで黄河を干上がらせるような奴相手じゃ、勝ち目なんて無いよね。
黄:その手の映画を観たのがバレバレなんだよぉ。


【想定の範疇外】
朱:有事の際の守りは重要です〜。
青:その為に、私達が居る訳ですが。
朱:話し合いって大事ですよね〜。
黄:思った以上に、根性が欠落してるんだよぉ。


【剛よく剛を制せない】
麒:誰が相手だろうと、拳で捻じ伏せるまでだ。
黄:その政治姿勢が、ここ千年、低調が続いてる原因だと気付いて欲しいんだよぉ。


【何年もつやら】
朱:それはつまり〜、あの超大国への批判ということで良いんですか〜?
黄:敢えて、それ以上はノーコメントなんだよぉ。


【堕ちゆく獣】
黄:盛者必衰、力を過信する者は、必ず力に屈するんだよぉ。
白:黄龍が言うと深いよね。
青:その後の、自堕落した生活が無ければ重みが増すのですがね。
黄:放っておいて欲しいんだよぉ。


【表現の魔術】
朱:黄龍さんはきっと〜、羽を休めてる時期なんですよ〜。
黄:オブラードに包むのも、そこまで行くと大したものなんだよぉ。


【十九世紀末くらい】
白:そーいやこの国、私が来るちょっと前、『眠れる獅子』とか呼ばれてたよね。
黄:眠ったままだったのは有名な話なんだよぉ。


【言い方一つ】
朱:でしたら〜、黄龍さんは『静かなる巨竜』っていうのは如何でしょうか〜。
黄:言葉は、本当に恐ろしいものだと再認識させられたんだよぉ。


【無理な相談】
白:朱雀だったら、『朱き聖鳥』とか格好良くない?
朱:白虎さんは〜、『白刃の野獣』が似合いそうです〜。
白:あ、それ良いね。
黄:何だか、二つ名が流行りだしたんだよぉ。
麒:仕事しろ、お前ら。


【喉越しすっきり】
白:まあまあ。麒麟にも付けたげるから。
朱:『淡麗の申し子』はどうでしょうか〜。
黄:良さげに聞こえても、元ネタはビールなんだよぉ。


【自虐ネタも網羅】
月:私はさしずめ、『深遠の星読人』。
朱:かっこいいですね〜。
月:要は、日陰者ってこと。
黄:いじけるのは、余所でやって欲しいんだよぉ。


【泣いてなんか無いんだよぉ】
青:そう言えば、黄龍はその昔、『神々しき究極龍』と呼ばれていましたね。
黄:本当に昔の話なんだよぉ。
白:ん〜、玄武とか難しいよね。
朱:ロボットなのに聖獣という所がポイントになりそうです〜。
黄:放置プレイにも慣れたんだよぉ。


【稀少だから許せる】
黄:人が争い続ける理由を考えるんだよぉ。
青:業の深い話ですね。
黄:きっと、知性がそれを助長する一つの要因なんだよぉ。
青:つまり、皆が朱雀の様になれば問題無いと。
黄:実に嫌な世界なんだよぉ。


【妄想力に近い】
?:良い天気ですね〜。
?:こういう日は街に出たいですね〜。
?:あ、私、クレープが食べたいです〜。
黄:やっぱり、とんでもなく怖いんだよぉ。
青:私は、あなたの想像力の方が怖いですけどね。


【あくまで知性の話】
白:それだけ朱雀が居れば、一匹くらい獲って食べても問題無いよね?
黄:何だか、勘違いしてるのがいるんだよぉ。


【小鳥苛めは如何】
朱:人は〜、生まれながらに平等じゃないから価値があるんです〜。
白:とか言いつつ、自分が目立たなくなるのが嫌なだけなんじゃないの?
黄:案外、したたかなのかも知れないんだよぉ。
朱:ふ、ふに〜。


【悪魔の秘薬】
白:新説を唱えてみようと思うんだけど。
黄:何だか、仰々しいんだよぉ。
白:もしかして、朱雀の血で寿命が延びると、性格まで汚染されるんじゃない?
黄:有り得なくもない話だけに、実に恐ろしいんだよぉ


【若さ万能主義】
白:それでも、裏ルートで飛ぶ様に売れそうだよね。
黄:病んだ世界になったものなんだよぉ。


【あんた機械や】
玄:十代の若々しい肌と知性。実に悩む所ですよね。
黄:新手のギャグか、そっちの方が悩むんだよぉ。


【始皇帝然り】
朱:私の血は〜、そんなことの為にあるんじゃないです〜。
黄:じゃあ、何の為なんだよぉ。
朱:世界平和の為に役立てられればと思います〜。
青:人間達はむしろ、それを争いの種にしますけどね。


コント連載中



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