黄龍 外見年齢十代半ば 実年齢一万歳以上 性別女 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! 朱雀転生編 その昔は天帝の乗り物として働いていたが、中原に王朝が出来た頃より、中央を守護することとなったそれなりに偉い聖獣。しかしある時、麒麟にその座を奪われ、職を失う。現在、特に仕事は無いが、根が楽観主義者の為、あまり深刻には考えていないようだ。好物はクリーム入り大判焼き。当初は返り咲きも狙っていたが、作品が進む毎に枯れていく。 則天武后 外見年齢二十代前半 実年齢不明 性別女 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! 朱雀転生編 正しくは武則天。中国史に於いて、唯一、名実共に帝位を得た女性であり、中国三大悪女と称されることもある。性格は極めて攻撃的で、生前に遺した逸話は、枚挙に暇が無い。現在は何故だか黄龍と寝食を共にしている。一説によると、功績と知名度が伴わない者同士の親近感だとか。 朱雀 外見年齢十歳程 実年齢二歳(或いは数千歳) 性別女 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! 朱雀転生編 四神の一角であり、南を守護する炎の鳥。最近転生した為に経験が乏しく、色々な意味で未熟。独自の時間軸と、脳配線のズレっぷりの為、独特の発言をすることも多々あるが、本人は至って真面目。そこが長所であると同時に最大の短所。人型である時も羽が生えている。但し、飛行している姿を見た者は居ない。好物は木の実。生態には謎が多い。朱雀としては、二十八代目。 玄武 外見年齢二十歳程 実年齢二歳 性別女 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! 玄武覚醒編 北を守護する亀と蛇の聖獣――のはずなのだが、先代が出奔してしまい、後を継いだのは最新鋭の人工知能と、その気になれば大陸を更地に出来る火力を持った女性型アンドロイドだった。プログラミングミスなのか、時代錯誤な発言をしばしばする。幸いにして、性格自体は割と温厚。出番が加速度的に減少している。玄武としては三代目。 青龍 外見年齢十代前半 実年齢五千歳以上 性別男 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! 青龍脈動編 東を守護する龍族の少年。性格は沈着冷静で、良識もそれなりにある為、四神の纏め役的存在。但し、口は悪い上、極端に枯れている。黄龍を除けば、唯一の生え抜きでもある。元々は人間であったと言う説もあるが、子細は不明。 白虎 外見年齢十代後半 実年齢六百歳程 性別女 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! 白虎咆哮編 西を守護する白き虎。生まれは東欧らしいのだが、細かい場所は忘れてしまった。百年程前、末期であった清に流れ着くと、不在であった西方の守護職に就き、現在に至る。欧州方面の血が濃いらしく、人型である時は、銀髪碧眼の容貌だが、変化が下手なのか、頭の上のネコミミと言うか、トラミミが残ったままになっている。朱雀を餌として認識している節がある。肉だろうと野菜だろうと穀物だろうと食らう、雑食でもある。白虎としては、八代目。 麒麟 外見年齢十代半ば 実年齢千数百歳 性別女 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! 麒麟来襲編 黄龍に取って代わり、中央を守護している。神話時代から息衝く瑞獣なのだが、何故黄龍の座を奪ったのかは不明。徳が極めて高く、虫さえも踏み殺さないとされているが、黄龍だけはその限りでは無い。眼鏡を掛け、帽子で片目が隠れる様にするのがスタイルらしい。 先代玄武(片瀬亜沙) 外見年齢十代後半 実年齢八百歳程 性別女 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! 玄武邂逅編 作品が始まったのとほぼ同時期に、中国を出奔し、日本で女子高生ライフを満喫することにした傍迷惑な聖獣。残した当代玄武は彼女の作である。電子工学、コンピューター関連は無敵に近い能力を誇るが、中国に貢献する意思は極めて希薄。将来の夢は、個人での宇宙船開発だという話も、聞かない訳ではない。 窮奇 外見年齢十代後半 実年齢六百歳程 性別女 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! ラグナロク 窮奇沐浴編 先代窮奇が、中国市場の膨張で一発当て、楽隠居する為に就任した後継者に相当する。白虎の双子の妹で、『世界を見て来い』という適当な両親の一言で家を追い出されて以来、二百年振りの再会となる。やや、天然ボケの傾向がある。 先代朱雀 外見年齢二十代半ば 実年齢二百歳程 性別女 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! ラグナロク 朱雀再臨編 当代朱雀に転生する為、その命を燃やし、この世から消滅した――はずなのだが、何故か黄龍の口寄せで呼び寄せることが可能。案外、聖獣界の魂は適当に扱われているのかも知れない。当代朱雀の母親の割に、割としっかりした部分を持つ。気持ち天然なのは、ある意味、仕方の無いことである。 天照大神 外見年齢二十歳程 実年齢二千歳程 性別女 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! ラグナロク 天照来訪編 伊邪那岐命が寵愛した、三貴子の長女。高天原を治め、太陽を司る、とても偉大な神様ではあるのだが、天岩戸に籠もって、世を漆黒に染めたエピソードが有名過ぎ、根性無しの烙印を押されることが多い。皇紀で言うと二千六百歳以上になるはずだが、あれは大分サバを読んだものらしい。天照自身が、逆の方向にサバを読んでいる可能性もあるが、 天帝 外見年齢九十歳〜百歳程 実年齢数百万歳とも 性別男 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! ラグナロク 天帝暴落編 中国、というよりユーラシア大陸全土、或いはアフリカ大陸に至るまでを統括する実に偉い神様。黄龍にとっては、唯一の直属上司である。但し、その本質は只のエロジジィであり、ここ五千年、人類がことごとく暴走をしているのはこの爺さんの怠慢のせいだという説もある。真面目に仕事するか、とっととくたばるか、どっちかにして欲しいとは、黄龍の談。 月読命 外見年齢十代前半 実年齢二千歳程 性別女 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! ラグナロク 月読掃討編 三貴子の次女。姉、天照とは対照的に、夜の世界を司る。天照とは不仲であるが、その原因は天照が捌いたフグを食べたら中った為らしい。尚、原典は古事記参照。自称日本文化の伝承者。余りに偏っている為、朱雀を除き、誰も信じていないが。朱雀を愛玩動物と認識し、白虎と熾烈な争奪戦が巻き起こっているという説もある。 黒龍 外見年齢四十代半ば 実年齢五千歳以上 性別男 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! ラグナロク 三龍復権編 元々は中原の北方を守護していたはずなのだが、何かを血迷って黄龍に手を出そうとし、カウンターでタコ殴りにされ、数千年の眠りに就いた。白虎曰く、山賊顔。目覚めた途端、逆恨みで殴り込んで来る辺りは、気骨があるのか、バカなのか。今後どうするかは不明。 赤龍 外見年齢二十代後半 実年齢五千歳以上 性別男 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! ラグナロク 三龍復権編 黒龍と同じく、数千年の眠りに就いていた。その際の殴り方が少々過激だったのか。カ行の言語しか発せないようになってしまったらしい。その件に関して、黄龍は余り罪悪感は感じていない。 須佐之男命 外見年齢十代後半 実年齢二千歳程 性別男 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! ラグナロク 貴子清濁編 三貴子の末子で長男。マザコン、シスコン、ロリコン、そして親バカに乱暴者と、五冠達成者であり、ある意味、最強の猛者であるとも言える。八岐大蛇を退治し天叢雲剣をその尻尾から手に入れた経緯から、同じ龍族として、黄龍に敵対心を持たれている。弱くは無いのだが、中原史上最強クラスの黄龍に敵うはずも無い。 白龍 外見年齢二十代前半 実年齢五千歳以上 性別男 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! ラグナロク 白龍脱落編 黄龍に封印されたトリオ龍の一角だが、復讐心はさっくり忘れて、執事に転身する。言動がややもすると軽々しい為、雇用主の信頼を得られるかは怪しい。復権への野心はあるようだが、才能に関しても相当に怪しいものがある。 櫛名田比売 外見年齢十代前半 実年齢二千歳弱 性別女 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! プティアンジュ 貴子婚姻編 須佐之男の嫁。須佐之男が天照の住む高天原を追い出された後、下界に降りた時、八岐大蛇を倒した代償として娶る。その際に、櫛に変身するというトリッキーな行動を見せるが、言動もややトリッキーである。尚、須佐之男とは割と近い血縁で、兄の孫娘に当たる。 伏龍 外見年齢不詳 実年齢零歳 性別不詳 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! プティアンジュ 伏龍生誕編 当代玄武が生み出した、人形タイプのアンドロイド。自立思考型では無いはずなのだが、何故かタイミング良く返答をしてくる。ちなみに、その殆どが毒舌である。尚、伏龍とは、川辺に潜み、期を伺っている龍のことを指し、コードネームがそのまま本名となった。三国志の英雄、諸葛亮孔明も同様の二つ名を持っていたが、全く関係が無い。 フェンリル 外見年齢二十代後半 実年齢八百歳程 性別男 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! プティアンジュ 魔狼急襲編 白虎、窮奇の父。一見すると穏やかな物腰で、ロマンチストな一面もあるが、血の匂いを嗅ぐと野生の本能が目覚め、獰猛な野獣の本性を現す。そのスイッチが入っていた時、つい、勢い余って北欧のフェンリルをブチ殺してしまい、後釜に収まる。あれは虎じゃなくて狼だろうというツッコミは、野暮なので好ましくない。 ヘル 外見年齢二十歳前後 実年齢八百歳程 性別女 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! プティアンジュ 死神粛清編 白虎、窮奇の母。フェンリルの妻。世界の全てを手中に収めることを夢見てフェンリルと夫婦になるも、扱いづらすぎる旦那に、ボンクラな娘達と、日々、苦悩する。身体は、家族で一番小さく、眼鏡っ子だが、智謀、腕力、共にトップレベルである。尚、ヘルとは北欧神話に於ける死の世界の統括者で、フェンリルの妹に相当する。 須勢理毘売命 外見年齢七歳程 実年齢二千歳弱 性別女 初登場:それゆけ黄龍ちゃん! プティアンジュ 息女来々編 須佐之男の娘。但し、櫛名田の娘ではない。母親は不明。須佐之男自身、高位の神族である為、一人で生んだ可能性も否定出来ない。若年時から月読に洗脳されている為、彼女を崇拝し、口調も真似ている。但し、月読に比べると、あそこまではスレていない。ちなみに旦那持ちであり、須佐之男に紹介したところ、イビられたものの、愛の力で乗り切った猛者でもある。 |