邂逅輪廻



※ シ:碇シンジ リ:赤木リツコ ミ:葛城ミサト マ:伊吹マヤ レ:綾波レイ ト:鈴原トウジ
  ア:惣流・アスカ・ラングレー ケ:相田ケンスケ 日:日向マコト 青:青葉シゲル
  キ:キール・ロレンツ ヒ:洞木ヒカリ


【呼び出しかよ】
リ:マギシステムはね。母さんが、母としての自分。科学者としての自分。
 女としての自分の思考をそれぞれにプログラミングしたものなのよ。
シ:つまり、壮大な自作自演なんですね。
リ:シンジ君。後で私の研究室に来なさいね。


【赤木さんちの家庭の事情】
リ:マギシステムの議論を見ていると、思うことがあるのよね。
ミ:どういうこと?
リ:母を司るバルタザールの敗戦率が高いのを見ていると、
 やっぱりそういうことなのかなって。
ミ:実にコメントしづらいわね……。


【知的好奇心でつい】
ミ:使徒を……食ってる。
リ:あら。少し歯応えは強いけど、白身魚に似て、案外美味しいわよ。
ミ:食べたことある訳!?


【嘔吐の舞台裏】
リ:醤油とワサビで食べるより、ポン酢の方が合うと思うのよ。
ミ:一体、いつから熱血料理作品になったのよ。
マ:うえっぷ。


【お前が言うのか】
レ:碇君。件の計画は、ちゃんと進んでいるの?
シ:な、何。いきなりどうしたの。
レ:カレー用の麦飯は、そのまま食す方が旨い。そうは思わないかね。
シ:やっぱり分からない子だなぁ。


【気苦労が止まれない】
レ:やはり、あつはなついな、碇君。
シ:え、え〜っと。
ト:か〜っ。何しとんねん、碇。ここは、『何、言うてんねん。セカンドインパクト以降、
 ずっと夏の陽気やがな』ちゅうとこやろ。
シ:や、やっぱり、分からないなぁ。


【処世術発動】
ア:あんた、バカ?
ト:アホ抜かせ。碇は正真正銘のドアホやないかい。
ア:それもそうね。鈴原はそれに輪を掛けてる訳だけど。
ト:なんやと、こらぁ。
ケ:介入しなくて良い訳?
シ:いつものことだから、別に良いよ。


【血縁者のシンパシー】
レ:夫婦喧嘩も歩けば、犬に当たる。
ト:あ、綾波がボケかましおったで。
シ:言い間違いだと思うのは、僕だけかなぁ。


【妙に納得】
ミ:零号機のカラーリングを変更?
リ:ええ。折角だからね。
ミ:でも何でこの色な訳?
リ:私達セカンドインパクド世代には懐かしい、耳を齧られて色が変わったロボットが居るでしょ。
ミ:あ〜……。


【文字通り前世紀の遺物】
ア:ほんと。セカンドインパクド世代の考えることは訳分かんないって言うか。
レ:聞いたこと、無い。
シ:えっと……分かりません。
ミ:ジェネレーションギャップを、深刻に考えたくなるわね……。


【可哀想過ぎて泣けた】
日:なぁ。俺達、年齢設定が二十代って実に適当過ぎやしないか。
青:マヤちゃんはキチッと決められてるのに、納得いかないよな。
日:今夜は一緒に飲み明かそうぜ。
青:ああ。男の友情、万歳だ。
リ:構ってあげない訳?
ミ:あたしまで落ち込みそうだから、遠慮するわ。


【サウンドオンリーでお送りします】
キ:ふん。年齢不詳の元祖と言えばワシじゃ。まだまだ若いものには負けんよ。
?:下らぬことで張り合うものではないよ、議長。


【シナリオD】
シ:そうか。こんな僕も有り得るんだ。
ミ:そうよ。あなたには無限の可能性がある。
シ:例えば、ジゴロになって関わる全ての女性を虜にする僕も――。
全:それは無いな。
シ:みんなして僕を否定しなくても良いじゃないか!


【何か聞こえた】
レ:天然ボケ少女とか、良いかも。
ミ:――!?


【危険な香り】
リ:市販のレトルトカレーでさえ不味く作れるミサトの才能。
 もし、はなから絶望的な××カレーで作ったらどうなるのか。
マ:先輩。何を唸ってるんですか。
リ:知的好奇心が疼くのよ。
マ:流石は先輩ですね。


【非論理的敗北】
マ:せ、先輩。朝から伏せってどうしたんですか。
リ:見事に轟沈した訳よ……。


【時間差で気付いた】
シ:ねえ。トウジって何でいつもジャージなの?
ト:アホか。同じ服を何着も着こなしてこそ、真のダンディちゅうもんなんや。
シ:へー。
ト:……。
シ:――!?


【処世術が仇に】
ト:朝一番、体調や気候に合わせて着るものを選ぶちゅうんは、
 悩みであり、同時に楽しみでもあるんやで。
シ:こ、これはどう反応すべきなの。
ケ:聞き流せば良いんじゃない。


【お約束的オチ】
レ:真っ黒になった雑巾は用済み。カビの生えたコッペパンは用済み。
 空の牛乳パックは用済み。余ったプリントは用済み――。
ト:なあ。綾波、ゴミ捨てん時、何ブツブツ言うとんのやろ。
シ:母さんみたいだ。
ケ:ええっ!?


【ズレまくりな人々】
ヒ:鈴原君。また綾波さんのこと気にしてる。
ア:あんたねぇ……。


【オーラが見えた】
ミ:けっ。どいつもこいつも三十路前で焦りやがって。
リ:何。それは去年、さっくり大台に乗った私への挑戦状な訳。
ミ:リツコ。マジギレは、ちょっち勘弁かな。


【油を越えて火薬】
シ:だ、大丈夫ですよ。この前、加持さんが言ってました。
 牛肉は腐る直前が一番美味しいって。
ミ:シンジ君。それ、フォローになってないから。


【二尉達の午後】
青:なあ。碇指令がグラサン外さないのって、
 すっげー可愛い目をしてるからって噂だぜ。
日:俺は、対使途最終決戦用レーザーを仕込んでるって聞いたけど。
マ:え? 実は全部、冬月副指令の腹話術じゃないんですか?
青:……はぁ。
日:何やっても、パッとしないな、俺ら。


【二尉達の分裂】
マ:先輩〜。年齢設定も無い二人が、私を同格に扱うんです。
リ:よしよし。
青:あれは確実に、甘える為の口実だな。
日:ああ。


コント連載中

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