邂逅輪廻



【スーファミ版限定】
ス:御主人様からは、只者ではない匂いがするでスラ。
主:たしかに、モンスター使いって珍しいみたいだね。
ス:そこの部分では無いでスラ。
主:あ、そう言えば、バギを使えるのって、ボクだけらしいよ。
ス:この悠然とした態度こそ、感じたものなのかも知れないスラ。


【スラリンの研究報告】
主:へー、ボクって、グランバニアの王子だったんだ。
ス:その落ち着きっぷりはなんでスラ。
主:でも、ボクが知る限りで、レヌール城の王様、王妃様。
 ヘンリー、マリア、デール、メダル王に父さんって、
 これだけの王族が居るんだから、それほどでも無いんじゃない?
ス:この発想の転換能力。これこそが真髄かもでスラ。


【明後日見学中】
ビ:……。
主:あれ? ビアンカ? ねえ、固まっちゃってどうしたの?
ス:そして奥さんの方は、衝撃を処理する能力を持ってなかったでスラ。


【人生は奇々怪々】
ビ:あなたが王子って知った時、一生でこれ以上、
 驚くことは無いって思ったのよ。
主:そうだったんだ。
ビ:だけど石像から目覚めて、子供達がこんなに大きくなってるのを見たら、ね。
子:お母さーん。
女:お母さーん。


【譲れない一線】
ス:二匹目以降のモンスターが仲間になる確率が、
 低くなるのが納得いかないでスラ〜。
主:そう?
ス:家族友人を質に脅せば、簡単に落ちるでスラ〜。
主:それはやっぱり、人としてどうかと思うよ。


【スライム一夫多妻疑惑】
ス:御主人様は、少し潔癖過ぎるでスラ〜。
主:そうかなぁ?
ス:そんなことだから、嫁取りで一人を選ぶなんてことになったでスラ〜。
主:何だか、微妙に価値観の相違があった気がする。


【詰めを誤った】
ピ:拙者の剣技で肉を切り刻み――。
ヘ:俺のメラを火種とし――。
主:ボクのバギで火力を増すバーベキュー。
ス:真空の刃では、火は消えるだけでスラ〜。


【刃が心に】
主:どうせボクとヘンリーは、十年も奴隷やってたから無学だよ……。
ス:ここでイジけられても困るでスラ〜。


【鬼畜の所業か】
ピ:別働隊として、サンチョ殿、ニトロ殿、
 ロッキー殿で一団を形成することを提案するでござる。
ス:要は、いざって時に自爆しろってことでスラ〜。


【現場に居たのかと】
ピ:死に様とは、騎士に与えられた最後の美学でござる。
主:いや。そういうのは押し付けるものじゃないと思うよ。
ピ:拙者も、パパス殿の様に、一途な最期を迎えたいものでござる。
主:そして、何で見てきた様に喋ってるのさ。


【明かされた真実】
ビ:戦ったモンスターを仲間にするのって、
 男の子同士の殴り合いに似てるよね?
主:ちょっと違うと思う。
ス:どれかと言うと、不良生徒を殴りつける熱血教師でスラ〜。
ビ:あ〜。そっちの方が近いかもね。
主:ボクって、そういう風に見られてたんだ。


【乗る方も乗る方】
主:これこれ、君達。人を虐げてはいけないよ。
ス:今度は、諸国漫遊記になったでスラ〜。
主:どうしろって言うのさ……。


【一つの必然】
主:ボクには、空白の八年がある!!
ス:えらく今更でスラ〜。
主:奴隷解放直後にも味わった、
 話の合う人が極端に少ない恐怖がまたやってくる……。
ス:御主人様が、ヘンリー様と仲の良い理由、良く分かったでスラ〜。


【バカが増えた】
主:まあお陰で、ビアンカと物凄く仲良いままなんだけどね。
ス:人生万事塞翁が馬でスラ〜。
ケ:ウマナミなんて、呼ばないで。
ス:良い話だから、ケンタスは引っ込んでるでスラ〜。


【根は平和主義者】
ス:大魔王との戦いを終えて、一つの学説が発表されたでスラ〜。
主:ん?
ス:エルヘブンと天空の血が混じることで勇者が生まれるなら、
 御二人が子宝に恵まれ続ければ、勇者大軍団を結成出来るでスラ。
主:この太平の時代に、そんなことをしてどうしようって言うのさ。


【テンション上がってきた】
ス:学者は、意義よりも知的好奇心を優先させるでスラ。
主:まあ、子供自体は良いんだけど……ゴニョゴニョ。
ス:時代が求め無い限り、生まれない可能性も充分にあるから頑張るでスラ。
主:何と言うか、物凄く目が血走ってるよ、スラリン。


【極めて稀有かと】
ス:御主人様、嫁さん、どっちにするでスラ〜?
主:い、生きるって大変だよね。誰もが通る道とはいえ、
 こんなに本気で悩まないといけないなんて。
ス:一晩で二人の女性から一人を選ばなければならない人生は、
 殆どの人が送らないでスラ〜。


【多大なる語弊が】
?:王様。王妃様はとてもお綺麗ですが、どの様に結婚されたのですか?
主:成り行き、かな。
ス:この発言は、絶対に国民には聞かせられないでスラ。


【焼け野原も出来るわ】
主:さて、とりあえず、どうしてこんなことになったか説明しなさい。
子:う、うーんと。ギガデインとイオナズン、
 どっちが強いかって話になってね。
主:分かった、概ね、把握した。


【世界最強の双子】
主:はぁ、子育てって大変だな。
ス:こんな悩みは、御主人様だけでスラ〜。
主:そんなことないよ。ヘンリーだって、
 コリンズのやんちゃには手を焼いてるって言ってたし。
ピ:これをヤンチャと済ます御主人は、やはり大人物でござる。


【グランバニアへ山越え中】
マ:メラを放たんと思えば、先ずメラミを習得せよ、じゃ。
主:それって、どういう意味?
マ:魔法とは、半端な知識で使うものではなく、
 正しい価値を憶えた頃に実践せよと言うことじゃて。
主:ゴメン、この辺りじゃ、ちょっと使い物にならないかなって。


【お前は魔物だ】
マ:主人殿は、憶えたての魔法をポンポン撃たせすぎなさる。
 それは存外、危険なことなのですぞ。
主:それって、次元が歪んで魔界への道が開けたりするってこと?
ス:それなら、勇者を探す手間が省けるでスラ〜。
主:あ、そっか。
マ:人の話は、真面目に聞きなされ。


【既婚者ふと思う】
主:ねぇ、ビアンカ。
ビ:ん?
主:なんで男と女って、結婚して一緒に暮らすのかな?
ビ:――ちょっと待って。頭の中を、整理したいから。


【湯が沸かせそう】
主:だってボクはいつまでもビアンカと一緒に居たいって思ったけど、
 それと結婚って関係あるのかな。
ビ:もうちょっと待って。顔が熱くて、しょうがないから。


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