【首相交代! 皆、福田を憶えてる?】 岬:2008年政治ニュースと言えば、福田前首相、 突然の辞任が忘れられないところです。 公:最近、年一ペースで辞めてるから、別に珍しくも無いって言っちゃダメなのか。 岬:毒舌は、私の担当です。 公:俺は、何処で目立てば……。 岬:これは9月1日、突然に発表されたもので、寝耳に水も良いところでした。 洞爺湖サミットをやり遂げて満足だとか、やりたいことは全部やったからだとか、 諸説言われていますが、未だに、明確な理由は良く分かっていません。 或いは、神のお告げでもあったのかも知れません。 公:グリーンウェル(※1)かよ! 岬:この際、『総理は会見は人事のように感じるという国民が多かった』 という記者の発言に対し、 『人事のようにとあなたはおっしゃったが、 私は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです』 という、逆ギレめいた返答をしたことで話題にもなりました。 公:実は、地味に笑えたりもした。 岬:まあ、マスコミ各社に対して、相当に辟易していたということでしょう。 公:そういう理由なんですかねぇ。 岬:何にしましても、総理が辞めるなら次を決めないといけません。 政権与党である自民党は、総裁選を決定し、9月10日に告示、 9月22日に投開票が行われました。 そこで麻生現総理が圧倒的勝利を収めたことも、記憶に新しいところでしょう。 公:作者は、山本一太参議院議員の、売名立候補するする詐欺が忘れられないらしい。 岬:2007年参議院選で、母体である自民党が大敗を喫したのに、 本人は勝ったからといって、大バンザイしていたのも忘れられないところです。 後は安倍元首相の応援団長を買って出たけれども、 やんわりと遠ざけられたこともあって、 作者の中では国会の道化役とも考えている節があります。 公:何の話だっけか。 岬:えっと、麻生総理誕生ですね。 この選挙で勝利した麻生太郎氏は、9月24日、衆議院の首班指名を受け、 第92代内閣総理大臣に就任しました。 ちなみに、参議院では小沢一郎氏が選出されましたが、両院協議会でも纏まらず、 衆議院の優位性が発動しての麻生氏就任です。 公:現状、中々、厳しい状況の様で。 岬:唯、自民党が彼を圧倒的に支持したのは、たかだか三ヶ月前ですからね。 今、自民党内で麻生総理を批判している層は、 どういう政治的意図でやっているのかは知りませんが、 民主主義の代表としてはちょっと無責任にも思えます。 次の衆議院選挙までにもう一度総理が変われば、自民党は先ず壊滅するので、 それが目的なのかも知れませんが。 公:いっそ、そこまでやってくれれば楽しそうだ。 岬:尚、9月の総裁選と時期が被る格好で、民主党も代表選が行われました。 公:あったっけか? 岬:現職である小沢一郎代表単独立候補に依り、無投票で三選ですね。 景気が後退している時期に『総裁選などやっている場合か』と批判していた民主党ですが、 独裁モードに入ってきた民主党を手放しで褒められるかも微妙です。 公:最近、あの二党が痛み分けばっかりしてる気もする。 岬:この隙に、他の脆弱野党が勢力を伸ばせないというのも、情けない話なんですけどね。 ※1 元阪神タイガースの大型外国人選手。二年契約だったが、五月頭、『神のお告げがあった』という理由で、一月程度しか働かずに退団した。 今項目の纏め:今年九月、福田前総理の辞任に依り、日本国の首相は麻生太郎氏になった。彼の評価については、まだ三ヶ月程度なので何とも。 【ガソリン問題、結局、誰が得したやら】 岬:2008年は、とにかくガソリンを含めた、 石油関連のものの値段が乱高下した年でした。 店頭価格は、梅雨頃、レギュラーガソリン1リットル当たり、 170円を超えたかと思えば、年越しのこの時期、 100円を切るのでは無いかという勢いで下落している次第です。 高騰していた頃、200円を超えると言っていた方々には矢面に出てきて頂き、 苦しい言い訳を披露して貰いたいものです。 公:バイク乗ってる連中も、色々と苦労してた記憶があるな。 岬:ちなみにこの店頭価格、税金が加算されているので、 実際の取引価格は、比率で見るともっと開いています。 具体的にニューヨークでの原油取引価格で言うと、 ピークの頃と比べて最近は三分の一以下です。 七割引の超特売セールです。 公:何で又、こんないきなり上がったり下がったりしたんだよ。 岬:経済の仕組みが複雑に絡むものなので、一つだけに絞ることは無理ですが、 単純に言うと、投機の加速と崩壊でしょうか。 投資家達が資金を過剰に原油に注ぎ込み、 需要に供給が追い付かない形で値が跳ね上がります。 ですが、秋口に起こった金融界の大崩壊で一気に需要が減り暴落。 ガソリンスタンドにとっては迷惑なだけの超アップダウンを、 とてつもなく簡単に説明するとこういうことになります。 公:作者がその程度の認識ということか! 岬:それはそれとしまして皆さん、 三月頃に起こった、暫定税率騒動を憶えているでしょうか。 公:正しい日本人なら、祭りが終われば忘れているさ。 岬:それはそれで悲しい話ですが、日本人らしいという感じもします。 さて、先程も少し触れましたが、日本のガソリンには税金が掛けられています。 具体的に言うと、一リットル当たり53.8円です。 公:ん? ってことは、リッター100円で販売されてると、半分は税金? 岬:燃費の悪い車に乗ってる方は、さりげに高額納税者の可能性もありますよね。 公:なんてこったい。 岬:これは道路特定財源とも呼ばれる国税の一種で、 名前の通り、道路の建設や補修に充てられる為の税金です。 道路を使う人が税金を払うという、受益者負担の原則って奴です。 尤も、車の類を持っていなくても、流通システムを使って生きていれば、 相応の恩恵はある訳で、屁理屈という考え方もある訳ですが。 公:誰もが納得出来る税金の徴収方法なんて無いってことで。 岬:と言っても、2009年度から一般財源化、 つまり何に使っても良い財源になるという話が今のところ濃厚で、 何が何やら分からなくなってきてもいます。 ほとぼりが冷めた今だからこそ、こっそり特定財源のまま使おうという、 道路族のオジサマ方の暗躍も考えられなくもないですけど。 公:政治家って……政治家って……。 岬:思ったより長くなってきましたので、 この件につきましては次項で、もう少し詳しくやっていきましょう。 今項目の纏め:ガソリン乱高下は、本当、凄まじかった。勢いに乗って車を手放した層も多いはずだけど、給料下がってる方も多いから結果オーライだよね。 【アップダウン! ガソリン価格チャートが酷すぎる】 岬:さて、三月頃、何で揉めたかという話ですが、 平たく言うと暫定が暫定じゃなくなるからです。 公:もうちょっと分かり易く。 岬:暫定税率というのは、文字通り、一時的な税金のことです。 内訳でいうと、53.8円の内、25.1円が暫定分です。 公:ほぅ? 岬:具体的に言うと、1974年度から、34年に渡る一時的措置ですね。 公:ちょっと待てい。 岬:言いたいことは分かります。 一応、数年毎に延長しているので、本来はその度に問題になるべきものなんです。 とはいえ、一度上がった税金に対しては、 さして文句を言わないのが日本人というものです。 今更、消費税が無くなると言ったところで、殆どの人が半信半疑でしょう。 1989年以前は、無かった税金なのにも関わらず、です。 公:悲しいまでの奴隷根性か……。 岬:そんな暫定税率ですが、2008年3月31日で失効するに至ったのは、 2007年7月、参議院選挙に於いて、 自公連立政権が過半数割れする敗北を喫したからです。 これに依り、自公連立は衆議院で圧倒的多数の議席を持つものの、 参議院は民主党を始めとした野党連合が過半数を持ち、 好きに法案を通せなくなった訳です。 この状況をマスコミは『ねじれ国会』と称しました。 ちなみに諸外国では、二院で多数派が違うことなど茶飯事で、 与野党で協議するだけの下地があるので、年中ケンカしてる訳でも無いです。 公:ああ、何処まで行っても幼稚な我が国の政治……。 岬:そして2008年初頭、ガソリンが高騰し、人気取りになると考えた野党各党は、 暫定税率の更新反対を求めて徹底抗戦。 物理的な議場占拠という野蛮な手段に訴えるまでに至りました。 公:人気取りと言い切った! 岬:何しろ、税収で、1兆から2兆円規模の話ですからね。 暫定税率そのものの是非はさて置き、ポッカリあけるというのも無責任でしょう。 常日頃批判しているバラ撒きと何が違うのかという話です。 結局、代替税源を明示した記憶はありませんし、 再議決されることを見越したパフォーマンスと言われてもしょうがないかなと。 公:口が悪い、この子は、本当に口が悪い。 岬:その後、3月31日で失効された暫定税率ですが、 衆議院での再議決で、5月1日に復活しています。 以前に触れた、衆議院三分の二ルールの適用ですね。 増税もされましたし、当分は揉めない様、今度は10年の暫定です。 公:さりげなくとんでもねぇ。 岬:尚、これに依り、野党各党が本当に人気を獲得できたかは分かりません。 無用な混乱を招いたとしてマイナスだった可能性もあります。 結果論ですが、暫定税率とは関係なく、凄い勢いで下がった訳ですし。 公:結局、ガソリンの値段が不安定だったのが問題だったってことか。 岬:日本では原油を殆ど輸入に頼っています。 ということは、日本で手に入れる際の値段は、国際価格に直接影響されます。 ガソリン価格を安定化させるという話だったら変動性を考えても良いはずなのに、 その議論さえしないということは、どこの党内にも思惑があるんでしょうねぇ。 今項目の纏め:今は懐かしき暫定税率騒動。色々と迷走はしたけれど、結局、誰が得したかは今一つ分からないままである。 【変革成功!? 波乱のアメリカ大統領選挙!】 岬:たまには、海外へと視点を移してみることにしましょう。 公:クリーブランド・インディアンスに移籍した小林雅英投手のメジャー初勝利か。 岬:政治が全く関係無いんですけど。 公:俺もそう思わないこともない。 岬:でも、アメリカだけは近いですね。 先輩は、2008年11月、アメリカ大統領選に勝利して、 2009年1月、第44代アメリカ大統領に就任する方を御存知ですか。 公:幾らなんでも舐めるなよ。 ちょっぴり色黒のオバマ氏に決まっておろう。 岬:ちなみに、フルネームは言えますか。 公:……小浜二郎? 岬:完全に日本人じゃないですか。 公:に、日系かも知れないじゃない! 岬:正解は、バラク・フセイン・オバマ・ジュニアです。 尚、日系移民の多いハワイ州出身ですが、父親がケニア人で、 母親はアメリカ人なので、余り日本とは関係がありません。 公:福井県の小浜市はどうしてくれましょうか。 岬:話がややこしくなるので気にしないことにします。 公:黙殺された! 岬:アメリカ大統領と言えば、事実上、世界一の権力者です。 政策の方向性一つで世界を動かすことが出来、 ほぼ確実に歴史に足跡を残すこととなります。 その為、間接選挙とはいえ、国民の票が直に反映されるアメリカ大統領選は、 四年に一度の世界的行事と言っても良いでしょう。 公:日本人で無かったら、立候補してみてぇ。 岬:さて、このオバマ氏、何かと話題となるのは、その肌の色です。 すったもんだがありつつも、未だに白人至上主義が残るアメリカで、 これまで黒人系――と言うか、有色人系が大統領になったことはありませんでした。 民主党内予備選での対抗馬ヒラリー氏も白人でしたし、 対立政党が擁立したマケイン氏も同じくです。 公:一つの時代が終わったということか。 岬:と言いたいところですが、一部調査では、黒人有権者の96%がオバマ氏に投票し、 又、白人有権者の53%がマケイン氏に投票したという情報もあります。 人種問題が主眼となる戦いで無いと強調していましたが、結局は、 そういう戦いであったとも言えます。 これからアメリカがどうなるかは、オバマ氏がどんな実績を残すかに依りますね。 公:中々に難しいな。 ってか、オバマ氏の圧勝とか言われてたけど、白人票は拮抗レベルなのか。 岬:日本人には分かりにくいことかも知れませんですが、 『ブラッドリー効果』と呼ばれる現象があるんですよ。 公:ぶらっどりぃ? 岬:世論調査は社会的体裁を気にして有色人種の候補を答えるんですけど、 当日は、白人に投票することです。 公:日本語で言うと、本音と建前か。 岬:そうとも言えますね。 何にしましても、太平洋を隔てていても、アメリカの問題は対岸の火事ではありません。 金融市場の崩壊で骨身に染みていると思いますので、 今後も、動向を見守っていかざるを得ないでしょうね。 今項目の纏め:アメリカ次期大統領は、バラク・フセイン・オバマ・ジュニア氏。初の黒人系大統領であり、その手腕が注目される。 【権威失墜!? 報道機関崩壊の裏側へ迫れ!】 岬:昨日、国内二位の発行部数を誇る朝日新聞が9月中間決算で、 100億円以上の損益を出したことが話題になりました。 これは投資関連等で損をしたという側面もありますが、本業でも赤字を出しており、 2009年3月期で創業130年にして始めての赤字転落になることは濃厚です。 又、大手テレビ局各社も、日本テレビ、テレビ東京の二社が赤字の見込み、 他三社、TBS、フジテレビ、テレビ朝日も大幅な減収となり、 報道機関の経済的神話性が大きく揺らいできたことを指し示しています。 公:これは、どういう事態だと読めば良いんだ? 岬:端的に言えば、テレビも新聞も、一時代程、 見られなくなってきたということでしょうか。 必然として、広告料が減少し、苦しい経営が強いられることになります。 その原因は、新聞の信頼性が一昔前程では無くなったということです。 私達の様に、物心付いた頃にはインターネットがあった世代には分かり難いんですが、 その頃の新聞は、それはそれは神聖化されていたのです。 それこそ、『書いてあることに間違いがあるはずがない』レベルです。 公:100%正しい情報なんてある訳無いだろ。 総合的に判断しろ、総合的に。 岬:私達、若い世代は、情報の氾濫に慣れているので、そう思うんですけどね。 上の方々にとって情報というのは、テレビか新聞か、 或いは、自分の仕事絡みで得るものが殆どでした。 逆に言えば、報道機関側がどれだけ殿様商売をしていても、 一般市民にはそれを暴く術は殆ど無かった訳です。 公:権力ってのは、澱んでれば腐るもの、ってのが岬ちゃんの持論だよな。 岬:ええ、良い感じで腐った典型が、朝日新聞一面に掲載される『素粒子』です。 これは世相を短文で社会風刺的に扱う短文コラムなんですが、 2008年6月18日付けの同紙に、 『永世死刑執行人 鳩山法相。『自信と責任』に胸を張り、 2カ月間隔でゴーサイン出して新記録達成。またの名、死に神』 と掲載したことが問題となりました。 朝日新聞側は当時法務大臣であった鳩山邦夫氏が、 ハイペースで死刑執行の認可をしていたことを皮肉ったと主張しています。 明らかに問題なのは二点。 先ず、生身の人間を、公器を自称する新聞社が死に神扱いしたことと、 被害者遺族の心情を踏み躙る行為であった点ですね。 死刑になる人というのは、それなりの犯罪者ですから。 二つ目は、大臣というのは行政の長で、法を実行するだけの立場であること。 死刑というのはたしかに重い問題ですが、 回されてきた書類に判を押さないというのは、只の職務怠慢です。 法務大臣一人でどうこう出来る問題ではありません。 何がどう血迷って、これが掲載されるに至ったかまでは知りませんが、 一月以上経った8月1日に謝罪したことで、一応の幕となりました。 公:何かアレに似てるな。 すげーテンションが上がった場所でギャグを言って大爆笑を取ったけど、 後々、冷静に考えてみると、別に面白くも何ともなかったみたいな。 岬:社内が、そういう空気だったんでしょうね。 ちなみにこれ、全文は、 『永世名人 羽生新名人。勝利目前、極限までの緊張と集中力からか、 駒を持つ手が震え出す凄み。またの名、将棋の神様。』 『永世死刑執行人〜〜』 『永世官製談合人 品川局長。官僚の、税金による、 天下りのためのを繰り返して出世栄達。またの名、国民軽侮の疫病神。』 という三点セットなんです。 現代最強棋士と言われる羽生善治氏が、この時期、五期名人を務めることで、 永世名人の称号を得たことにかこつけんでしょうけど、 巧くも何ともありませんし、羽生氏にとっても迷惑千万な話だったでしょうねぇ。 公:こういうことをしてたら、赤字にもなるわな、そりゃ。 今項目の纏め:昨今、新聞社とテレビ局の儲けは凄い勢いで下落している。ぶっちゃけ、自業自得とも言う。 【公正中立! 一体、どの口がほざきやがるのか】 岬:前項目で触れた朝日新聞一面コラム、『素粒子』が最近、またやってくれました。 公:何だ、何だ。 岬:2008年12月9日付けの同紙にて、 『♪どんぐりころころドンブリコ お池にはまって さあたいへん どじょうが出て来てこんにちは 坊ちゃん一緒に 遊びましょう ♪あそう氏ころころドンブリコ 支持率さがって さあたいへん おざわ氏が出て来てこんにちは は〜やく解散 いたしましょう ♪はつげんころころドンブリコ 朝れい暮かいで さあたいへん ゴルゴ13が出て来てこんばんは バーでいっぱい やりましょう』 真面目な話、何を言いたいかさえ分かりません。 相変わらずの超品質と言えるでしょう。 公:そもそも、3つ目の語呂が悪すぎる。 サーティーンだぞ、じゅうさん、じゃないぞ。 じゅうさんでも無理あるけど。 岬:これは、同作品のファンである麻生総理と絡めて皮肉ったものなのでしょうが、 何を指し示しているかが分かりません。 ゴルゴ13と言えば主として政敵等を暗殺することを生業とする殺し屋ですが、 読み様に依っては、朝日新聞が麻生氏の暗殺依頼をしている様にも読めます。 或いはバーにて麻生氏が小沢氏を暗殺する様に依頼しているか―― いずれにしても、倫理、品性という観点で絶望的な話です。 信じられないことに、この新聞社、 近年、『ジャーナリスト宣言』なる謎の宣言をしていたんですよ。 公:これを紙面に載せるセンスが無いとジャーナリストになれないなら、 俺はジャーナリストになんかなりたくないです。 岬:品性の話と言えば、今年、話題になったのは毎日新聞英語版の記事ですね。 余りに下劣な為、ここに載せることが十八禁になってしまう位です。 公:俺ら、十五、六歳の若者だしな。 岬:具体的に羅列するのは自粛しますが、 知りたい方は『変態新聞』辺りで御検索下さい。 あくまで自己責任なことと、 十八歳未満は閲覧注意ということだけ付け加えておきます。 公:というか、そんな話を載せてること自体、異常という感じもする。 岬:後は、前にも少し触れたNHK職員のインサイダー取引発覚に依る、 モラルハザードでしょうか。 尤も、あくまで発覚したのが今年というだけで、 何処まで根が深い問題なのかは推察するしかありませんが。 報道機関側も、連続特集をすれば視聴率が取れると思うんですけどねぇ。 公:そんな、タコが自分の足の食う真似をする程には落ちぶれていないさ。 岬:ですが2007年、フジテレビ系で放送された、情報バラエティ、 『発掘!あるある大事典II』でデータ捏造が発覚し、 検証番組と称して視聴率を獲得する騒ぎもありましたよね。 公:意外と、堕ちるところまで堕ちてるのかも分からんな。 岬:同番組を始めとした自称情報系番組は、特定の食品を店頭から消してしまうことで、 近年、話題を集めています。 今年で言うと、『朝バナナダイエット』辺りでしょうか。 これはテレビ番組の影響力が健在であることを示しているとも言えますが、 当然の如く、扇動のリスクも含んでいるということです。 公:一時代程は、無さそうだけどな。 岬:2009年は報道機関にとって、瓦解の年になるのか、復権の年になるのか。 基本的に体質が腐りきってる点から見ても、後者は考えにくいんですけどね。 今項目の纏め:報道機関に品性が欠けているのは昨日今日に始まったことじゃない。今後も堕ちる一方なのだろうから、そろそろ自覚した方が良いだろう。
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