邂逅輪廻



【マスコミ――それは第四権力!】
岬:民主主義という政治形態に於いて、マスメディアというのは必要不可欠な存在です。
  世の有権者の内、99%以上は、
 それを介することでしか政治情報を入手出来ないからです。
  二十一世紀になり、インターネットが一般に普及した今だからこそ、
 ダイレクトに、政治家のブログや政党ホームページを見ることも出来ますが、
 それまでは街頭演説や講演会、応援集会くらいしか、
 直接、意見を聞く機会は無かったのでは無いでしょうか。
公:つまり、選挙が近くないと奴らは湧かない、と。
岬:選挙参謀としての意見を言わせて貰えば、
 普段からの地道な運動以上に有効なものは無いんですけどね。
  学校の勉強と一緒です。
公:傷口を抉られる前に、話を進めようか。
岬:ところで、ここに至るまで、私は、マスコミが腐ってるだの、
 電波が電波を流してるだの、蓋を開けたら見るも無残、等と言ってきた訳ですが。
公:いや、そこまでは言ってなかった気もするが。
岬:別に、無根拠にそんなことを言ってきた訳でもありません。
  そこのところも含めて、報道と政治の関係を語っていこうと思います。
公:おー、パチパチ。
岬:では先輩。報道機関は長年、情報伝達以外の目的も掲げて活動してきました。
  それは、何でしょうか。
公:び、美人女子アナウンサーの発掘。
岬:正解は、国会等、政治関連を含めた全業界の監視役です。
  何か不正を起こしたと聞きつけたら飛び付いて、
 『国民の皆さん、ここはこんな悪いことしてますよー』と騒ぐ訳です。
公:ほぅ、まー、それも分からんでもないが。
  民間企業は法で裁けるけど、国とかは自分で法律作るし、施行する側だもんな。
岬:尤も、民間企業の方は、法的な措置より、
 報道機関に騒がれる被害を嫌う場合が多いですけどね。
  年間何百億円も掛けてイメージアップの為にコマーシャル等を流しているのに、
 一瞬でマイナスになってしまうんですから。
公:たしかに、それも言える。
岬:ですが先輩。逆に考えて下さい。
  報道機関側にしてみれば、
 年に何百億も出してくれるスポンサー様が不祥事を起こしたとして、
 そんな本気で追求出来ると思いますか?
公:物凄く、生々しい話になりましたね。
岬:更に、報道機関自体の不祥事はどうでしょう。
  わざわざ、同業者の評判を下げる真似が本当に出来るでしょうか?
公:難しいかも知れんな。
  でも、だったら報道機関の監査機関を設けてだな――。
岬:堂々巡りになりますね。
公:はい、その通りです。
  今度は、監査機関が正常に機能してるかを調べる監査機関が必要になります。
岬:一応、放送倫理・番組向上機構、略称BPOの様に監査機関は存在します。
  ですが内部は報道関係者が多く、結局は各報道機関の、
 『倫理・自主性』に任されている部分が大きいみたいですね。
公:何、その学生にしか通用しない、甘々の論理。
岬:これだけを見ても、マスコミを無条件に信用することは出来ない、
 ということを感じて頂けると思うんですけどね。

今項目の纏め:政治を民衆が知らねば民主主義は成り立たないから、マスメディアは必要だ。だが、彼ら、従事する者達は、本当にその任を果たしているのだろうか。


【世論調査! 甘美な響きの曖昧な罠!】
岬:先輩は、世論調査って御存知ですか?
公:あの、内閣支持率がどーたらって奴か?
岬:はい、その世論調査です。
  先輩はあの数字、どのくらい信用してますか?
公:改めて聞かれると……そこそこは。
  ってか、各社で結構バラつくよな。
  科学的で統計的を売りにしてるのに、変な話じゃないか?
岬:統計学的に言えば、ソースとなる母体が大きければ――
 要はたくさんの人に聞けば聞く程、正確に近い数字が出ます。
  元々、科学実験や統計は誤差を含んでるものですしね。
  公表するのであれば、その誤差まで示すのが、
 公明正大を謳うマスコミ様の仕事だと思うんですけど。
  何にしましても、1000人や2000人の調査で、
 コンマ1桁まで出ないことだけは確実です。
公:大本の日本人は、一億二千万だものなぁ。
岬:しかしこれも、あくまで調査が、
 公正且つ厳格に行われたと仮定した上での誤差です。
  数学的に発生するものなので、気にする程のものではありません。
  ですが、この数字に、
 何らかの意図が加えられている可能性は無いのでしょうか。
公:何だって! 岬ちゃんは、社会の木鐸たる報道機関が、
 捏造情報を堂々と公表してるって言うのかい!?
岬:そこまでは言いません。
  他にも誤差を発生させる要因はたくさんありますしね。
  そもそも、現行の世論調査で主流となっているのは、
 コンピューターでランダムに発生させた電話番号に掛けるという、
 RDD方式が主流なんです。
  ですが近年、携帯電話の普及で、
 自宅に電話を引いていない層は少なからず居ますし、
 ネット回線を使ったIP電話も対象外です。
  概ね、土日に行われることが多いんですが、
 世には、週末や深夜帯に働いている層だって居ます。
  これらの意見が黙殺されるというのも、誤差を大きくする要因です。
  それに、例え一人暮らしであろうと、三世帯同居家族だろうと、
 電話回線が一本なら一件扱いですしね。
公:固定電話が無いと、人間としてさえ扱われない!
岬:後は、有効回答率という胡散臭いものですね。
  概ね、五割から七割くらいのものなんですが、
 逆に、残りの三割から五割は本当に無効な回答をしたのでしょうか?
  そこの取捨選択は報道機関の判断に任せられている訳で、
 意図を加えようと思えば、容易に出来る部分です。
公:ちょっと、黒岬が入って参りました。
岬:さて、意図を加えるという話ですが、
 こんな報道機関の公正性を疑われるものではなく、他にも方法はあります。
  設問を、誘導しやすいものにするだけで充分です。
公:……どゆこと?
岬:思ったより長くなりましたので、その件につきましては、次項でやりましょう。

今項目の纏め:世論調査は、一億二千万、全員に聞かない限り、どうやったって誤差は出る。ある程度の信頼性と胡散臭さが同居している、難しい存在である。


【誘導設問!? 当てになるのかならぬのか】
岬:ところで、先輩は死刑問題についてどう思われますか?
公:また難しいことを……法と国家が命を奪うのはどうかと思うが、
 何人も殺した奴を生き長らえさせるのもなぁ……。
岬:では、具体的に殺人事件が起こったことを想定して下さい。
  その犯人が『浮気して問い詰められたから、お腹の子供を含めて全員殺してやったよ』
 とか言い出したとしましょう。
  さて、先輩、死刑についてどう思いますか?
公:こういう奴が居る限り……現実的に死刑ってのもしょうがない気もする。
岬:この様に、賛成派と反対派が混在する問題については、
 中間層が、調査をする時期に依って揺れ動くものです。
  『死刑についてどう思われますか?』
  『あの事件で死刑論争が過熱していますが、あなたはどう思いますか?』
  聞いていることは似ているようで、結果には差が出るでしょう。
  報道機関は、設問一つで数字をある程度コントロール出来る立場にあるんです。
  そもそも、世論の方向性を報道機関が幾らか操作出来ますしね。 
  先程の取捨選択を加えて本気を出せば、極端な話、元データを弄ることなく、
 全く別物の数字を叩き出すことも可能でしょう。
  どの程度やっているかまでは、想像の枠を出ない訳ですが。
公:だから、『世論調査調査機関』を作ってだな――。
岬:そういう不毛な争いは、時間の無駄です。
公:一刀両断されたー。
岬:他にも、特定の報道機関に好意的な感情を持っていないと、
 拒否する場合も考えられますよね。
  例えば日本では、読売、朝日、毎日、日経、産経新聞なんかがありますが、
 どなたもそれなりに、好意と嫌悪の感情があるでしょう。
  嫌ってるところの調査に協力するなんて御免だというのが普通の心理ですし、
 結局は偏った人間で構成される一因になります。
  暇な人ですと、嬉々として無茶苦茶な回答をするかも知れませんが、
 まあ、それはそれで置いておきます。
公:置いておくんかい。
岬:あくまでも、データを一切、改竄して無いと仮定しても、
 これだけ数字が上下する可能性を秘めているのが世論調査です。
  複数社の結果を総合的に判断するならいざ知らず、
 一社のたかだか数%の差で『逆転した』だの、『微増』『微減』だのと言うのは、
 頭が沸いてるのか、政治的な意図があってなのか、まあ、どちらかでしょう。
公:それでも、多少は当てになるんだろう?
岬:一社だけでは、絶対の指針にならないのは確定です。
  露骨に数字を弄った前例は結構ありますしね。
  なので、複数社の数字を見比べた上で、誘導的な設問が無いかを吟味し、
 総合的に判断をすれば、『それなり』には使えるものです。
  具体的に言うと、10%単位くらいでしょうか。
  一般人に、客観的な世論を調べる術はありませんしね。
  尚、私達選挙参謀は独自の調査網を持ってますので、
 余りに露骨なことをしでかすと、鼻で笑ったりも出来ますよ?
公:眉唾臭いけど、真実味も感じられる話を聞いたところで、次のお題に行ってみよー。

今項目の纏め:世論調査が何処まで信じられるかはあなた次第。少なくても、一桁目の信頼性は、かなり低いと思えてしょうがない。


【アジテーション! 扇動って、結局なんなのかと】
岬:アジテーション、日本語で扇動というのは、
 要するに他者の感情を刺激して、煽り立てることですね。
  政治業界だと概ね、政策や政治家を本質以上に飾り立てて、
 適正以上の人気を獲得することを指し、余り良い意味では使われません。
公:つまり、張子の虎か。
岬:八割くらいは、そうです。
公:否定しないんだ。
岬:ですがこの才能、政治活動をやっていく上で、
 あるなら無いよりは良いに決まってるものです。
  選挙での勝利と人気は、何をするにしても生命線ですからね。
  地道で堅実なだけの活動を、一般人が評価するのはレアケースですし。
  但し、ドーピングみたいなものですので、
 反動もある程度は覚悟してもらうべきものですが。
公:何だ、その少年漫画の必殺技的なブースターは。
岬:歴史上で扇動の天才というと、数多の宗教家達ですかね。
  死という、生命体である限り逃れられない根源をネタに飯を食う。
  究極の扇動事業と言っても過言では無いでしょう。
公:消される、その内、消されるって。
岬:まあ、それは冗談としまして。
公:洒落になってませんから。
岬:近代になり、マスメディアが発達し、
 政治家も積極的に報道媒体を利用するようになりました。
  本当に最近となりますと、インターネット上で演説等をしているのは、
 前に触れた通りです。
公:良い時代になった……のか?
岬:ですが、マスコミと政治家が完全につるんでしまうのは、
 はっきり言って、碌でもないことです。
  国家をどの様にでも動かせる危険性を孕んでいると言って良いでしょう。
公:どういうことでしょうか。
岬:この類の話をする時、先ず取り上げられるのは、
 ナチス・ドイツとその総統、アドルフ=ヒトラーです。
  時代は第一次大戦後、ドイツは敗戦の傷が癒えず疲弊していました。
  そこに現れたのが、天才的扇動能力を持つヒトラーが率いる、
 国家社会主義ドイツ労働者党、通称、ナチスです。
  彼らは民衆を鼓舞する所作に優れ、又、
 特定の民族や芸術を否定することなどで選民思想を煽り、支持を伸ばしました。
  人間というのは不思議なもので、最初は違和感があることでも、
 何百回も同じことを言われると、そういうものとして受け止めます。
  端的に表現すると、洗脳なんですけど。
公:ぶっちゃけちゃったよ。
岬:記憶に新しいところでこの才能に優れていたのは、小泉純一郎元総理でしょう。
  彼の小気味良く、且つ要点を短く纏めた言い回しはテレビ映えし、
 国会討論視聴率を引き上げ、ワイドショー等でも多く取り上げられました。
  その追い風は小泉旋風と呼ばれ、改革断行を旗印に、
 五年半にも渡って総理の椅子に座り続けました。
  余談ですが、総理を辞めて二年後の2008年9月、
 次期衆議院選への出馬をしないことを表明しました。
  自民党が崩壊するとまで言われているこの時期に逃げ出す鼻の良さ。
  選挙参謀としては見習いたいものです。
公:視点がやっぱり、そういうところにあるんだな、岬ちゃんは。

今項目の纏め:政治用語で扇動とは、報道機関などを使い、意図的に民衆を煽ること。余り良い意味で使われないのは、民主主義の存在意義が希薄になり、独裁政権に近くなるからである。


【記者クラブ制度! 必要悪か、絶対悪か!?】
岬:記者クラブは、日本の報道業界独特の制度で、政界と極端に馴れ合うと、
 扇動の項で述べた弊害が起こるという指摘がされています。
公:何にしても、日本語で頼む。
  とりあえず、記者クラブってなんだ?
岬:簡単に言うと、国会や警察署といった、記事になり易い場所に、
 記者達が集まる詰め所があるんですよ。
  そこで発表された政治や事件の情報を基に取材したりする訳ですね。
公:はぁ、まあ、良いんじゃないでしょうか。効率的ですし。
岬:但し、大手報道機関を主とした一種の会員制システムで、
 フリーや海外のジャーナリストなんかは、概ね、入ることが出来ません。
公:――!?
岬:得体が知れないジャーナリストが紛れ込まない様にするというのが、
 記者クラブ肯定派の言い分ですね。
  他にも、記事にするまでの過程を迅速にしたり、協同することで、
 権力に対抗する力を持つということを意見として言っているようです。
公:それだけを聞くと、分からんでもないような……?
岬:反対派の言い分は、『情報の独占、詰まるところは談合体質の助長』
 『同業である報道関係者に依る不祥事の揉み消し』、
 『情報依存に依る記者としての感覚の劣化』、
 『取材対象と馴れ合い、癒着が生じる』、『新規参入に紹介が必要だ』、
 『記者室の費用は原則的に取材対象が負担している。
 つまり官公庁の場合は税金で賄われている』等々で――。
公:多いわ!
岬:実際、日本が報道の自由度ランキングで伸び悩んでいるのは、
 この記者クラブ制度が最大の理由とも言われています。
  閉塞的でムラ社会である日本の風潮を反映しているとも言えますが。
公:毒針は通常営業の模様ですね。
岬:極端に馴れ合う一例は、官報接待です。
  分かり易く言うと、各官公庁の経費で、
 報道陣と一緒に食事なんかをした例があってですね――。
公:ちょっと待て。当然、それも元は税金だよな?
岬:言うまでもありません。
公:そんな奴らが、居酒屋タクシーとか叩いてんのか?
岬:本当、どの面下げて言ってるんでしょうかね。
  実際、90年代以降、弊害の方が大きいと判断し、
 撤廃した地方自治体や企業が少なからず存在します。
  又、先に述べた報道の自由度ランキングを作成した、
 国境なき記者団も廃止を求めています。
公:実際、無くなるとどうなるんだ?
岬:特に変わらないと思いますけどね。
  と言うか、官公庁の情報は、理屈の上では国民の物で、
 記者クラブの前に、ネットで流して良いもののはずなんですよ。
  そこから取材を重ねて付加価値を作るのが記者の仕事で、
 官公庁からは、メールで連絡すれば済む話です。
  まあ、そんなことをしたら新聞の売り上げが下がって、
 悲惨なことになる恐れがあるので、抵抗は必死でしょうけどね。
  只でさえ何処かの新聞は大赤字らしいですし。
公:官民癒着を叩く者共が、一番、びっちり癒着しているという話かのぉ。

今項目の纏め:記者クラブは、日本が誇る官民癒着の真骨頂みたいなもの。強烈に擁護できる理屈は聞いたことないし、思い付きもしない。


【儲けるところは裏があるもの】
岬:微妙に尺が余ったので、今項目は報道機関の黒い噂について語ります。
公:何、その無駄なチャレンジングスピリッツ。
岬:先ず一部で有名なのは押し紙制度ですね。
  端的に言うと、新聞社から販売店への押し売りです。
  販売店に大量の在庫を抱えさせて経営を圧迫させるだけでなく、
 発行部数の水増しをして広告費を余分にせしめる詐欺行為と言われています。
  その数は諸説ありますが、発行部数の二割から三割といったところでしょうか。
  発行部数と販売部数はたしかに違うでしょうけど、
 無駄になると分かっているものを刷る段階で、もうアレですよね。
  エコエコ言ってる会社とは思えない話です。
  拡張販売員自体が押し売り紛いだというのに、
 ダブルでやらかすとは中々に図太いものだと思いますよ。
公:そんなことしてんのかよ。全然、知らなかったぞ。
岬:そりゃ、報道機関がやってることを、報道機関は出さないでしょう。
  まあ一応、未だにシラを切っているので、疑惑の段階です。
  被疑者の段階でガシガシ実名報道するマスコミ様が、
 自分の事に関しては実に大らかなものだなぁとは思ってしまいますが。
公:さぁ、黒岬がフルスロットルの香りですよ。
岬:似た感じの話ですが、報道関係者の不祥事は割と普通に隠蔽して、
 すぐに風化させてしまうのは得意技です。
  2008年1月、NHK職員のインサイダー取引が発覚して、
 職員三名が懲戒免職処分を食らったことを、どれだけの方が憶えておられるでしょうか。
公:言われて、思い出した。
岬:そもそも、報道関係者は一般人が入手できない情報に触れられる立場にある訳で、
 株取引自体、社の倫理規定で禁止すべきことだとも思えるんですけどね。
  トカゲの尻尾を切っただけで終わった感が否めません。
  大体、あそこは国民の受信料で成立してるんですから、
 得た情報は全て国民のものである自覚を忘れてはいけないんです。
公:特定の会社を掘り下げるのは、主眼じゃないので、これくらいで。
岬:既に触れたところですと、スポンサーの不祥事には触れづらい点でしょうか。
  逆に、特定の業種を盛り上げる為に、必要以上に飾り立てて報道する、
 提灯記事なんかも有名ですね。
  へこへこと媚びへつらう人を指す、提灯持ちという蔑称が由来だそうです。
公:行楽系番組には多い気がする。あくまで勘だけど。
岬:基本的なところですけど、報道被害問題も深刻です。
  誤報に依る無関係な方への風評被害はもちろんとして、
 個人的な恨みがあるのではと思えるレベルで、徹底的に叩くというのもアンフェアです。
  まあこれも、広告費という貢ぎ物の大小で加減してるんでしょうけど。
  余談に近いですが、凶悪犯罪が起こる度にマンガアニメの話題が出てくるというのが、
 そろそろ、報道機関渾身のギャグなんじゃないかって思えてきましたね。
  アニメはともかく、昨今の若者で、
 マンガを一冊も持っていない人の方が珍しいでしょうに。
公:卒業文集晒しも、そろそろ名物だな。
  俺、真面目に何を書いたか憶えてねぇ。
岬:思春期と反抗期が入り混じった時期に書いたものなんて、
 98%情緒不安定だっていうのに、一体、何を考えてるんでしょうね。

今項目の纏め:報道機関は、かくも色々と胡散臭い部分が多いものだが、ちゃんと仕事してる人も居る……はず。多分、いや、おそらく――きっと。




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