【阿吽のボケツッコミ】 公:岬ちゃんは政治家になろうって思ったことは無いの? 岬:その件に関しましては、この場での明言は避けさせて頂きます。 公:完全に政治家口調な訳だけど。 【最強姉妹襲来】 岬:真面目な話をすれば、私にその器は無いです。知事選か市長選辺りで一度くらい、 お姉ちゃんを候補にして支援したいとは思いますけどね。 公:何があろうと、敵に回したくないのであります、隊長。 【知らぬは本人ばかりなり】 岬:その時は、椎名先輩と遊那ちゃんを護衛軍として陣営に組み込もうと画策しています。 莉:何の話してるの〜? 【誰でもええやん】 公:俺は? 何か構想には入ってない訳? 岬:そうですね。マスコット人形、『あかねちゃん』の中の人なら空いてますけど。 公:待てい。 【愛玩動物扱い】 茜:ん〜、私としては、綾女ちゃんの参謀とかしてみたいかな。 公:ほっほう。 茜:だって、何歳までこの体格なのか、成長記録を付けたいじゃない。 綾:とても切ない心持ちになるのは、気の迷いでは無いですわね。 【妙な意識革命】 綾:十年後を見ていて下さいまし。とても良い女になって見返してみせますわ。 公:普通、それを言うのは異性に対しての気がするのは、気のせいだろうか。 【エネルギッシュボーイ】 茜:あら〜。でも公康君的には、育ててみたいって願望はあるでしょ? 公:そして確実に話が逸れて来ているぞ。 【妄想無罪】 茜:あ〜、もう綾女ちゃんみたいに自我の強い女の子を自分好みに染めていく。 うっとりするくらい恍惚的な気分になるわね。 公:本人を目に前にして言えるのは、流石、茜さんだと思う。 綾:実際に手を染めないことだけ、お祈りしておきますわ。 【真面目に聞いてしまった】 岬:選挙参謀って、バントエンドランみたいなものだと思うんですよ。 公:はぁ? 岬:通常のバントであればポップフライが上がった時、 タッチアップをアピールされるリスクを回避できますが、 同時に転がし方如何でフォースアウトを獲られるリスクも発生する訳です。 公:すまんが、何を言いたいのかがさっぱり分からない。 茜:ごめんなさいね〜。岬ちゃん、寝惚けるといつもこうなの。 【お疲れなのか】 岬:それと同じく、選挙戦は五点差でのスクイズの様な――。 公:良いから、布団で寝てきなさい。 【言葉そのまま】 公:何つうか……岬ちゃんは茜さんの妹なんだなぁって再認識しました。 茜:あれ〜。それはどういう意味かな? 公:敢えて弁解するつもりはありません。 【使用人に優しい社会を】 岬:時代はメイドらしいですね。 公:気持ち乗り遅れてる気がするのは、勘違いだろうか。 茜:今度の選挙、皆でメイド服を着て挨拶回りしようかと思うんだけど。 公:公約をどうするのか、真面目に問いたい気分です。 【普段はステルス状態の癖に】 茜:見て見て、公康君〜。メイドさん姿、似合ってる〜? 公:本当に調達してきやがった。 千:うんうん、メイドは日本の心だよね。 公:そしてこういう嗅覚は抜群なのな、お前。 【アレンジこそ和の心】 岬:さりげに、メイドが日本文化になっているのは良いんでしょうか。 公:英国風は微妙に違うから良いんじゃないの。 【色々あるのさ】 公:ところで基本的な質問なんだが――。 岬:はい? 公:こんな何人分ものメイド服、何処から沸いたんだ? 岬:それはもちろん、全部、遊那ちゃんの私物です。 公:ほっほう〜。 遊:嫌な目でこっちを見るな! 【持ちネタってことで】 岬:ちなみに、一柳さんの分は、小学生用です。 茜:子供服も、現役復帰して喜んでるわよね〜。 綾:窘めるのにも疲れましたわ。 【奉仕は無償で】 綾:私を仕えさせようというのでしたら、それなりの器を見せて欲しいものですわね。 公:そして、メイドを根本から理解して無い人発見。 【何を今更】 莉:お、お帰りなしゃいませ、御主人様。 茜:ん〜、慣れない台詞でキチンと発音出来無いなんて初々しくて良いわね〜。 莉:あ、茜さん、頬擦りはやめて下さい。 公:この人、只のエロオヤジと化してきている気がする。 【古典的引っ掛け】 茜:あら。何だったら公康君にしてあげても良いわよ。 公:畜生め。一瞬、本気で期待してしまった俺が憎い。 【メイドよりは向いてそう】 茜:そう言えば、世にはツンデレ喫茶ってのもあるらしいわよ。 綾女ちゃん、バイトしてみない? 公:そうだなぁ、演技とかも要らないし、案外適職なんじゃないか? 綾:そこはかとなくリアクションに困らせてくれますわね。 【水商売に近い】 岬:ツンデレと言いますとやはり、通う回数が増える度、 段々と甘えたキャラになっていくということでしょうか。 千:リピーター確保の為にそこまでするとは、何て商魂なんだ。 公:それは既に喫茶店では無い気がする俺も居る。 【正社員登用か】 綾:べ、別にあなたなんか、二度と来店しなくても宜しくてよ。 公:うわ、驚異的なまでに違和感ゼロだな、おい。 【身内は冷静】 茜:う〜、ダメダメ。こんなに可愛い綾女ちゃんを衆人の目に晒すなんて耐えられない〜。 公:言い出しっぺは茜さんでしょうが! 岬:お姉ちゃんは、何時だってこういう人です。
|