邂逅輪廻



【存在理由です】
岬:レゾンデートルについて考えたいと思います。
公:いきなり重いな、おい。
岬:パフェに乗ってるシロップ漬けのチェリー、私は要らないと思うんですよ。
公:さりげに、軽っ。


【日本オリジナルらしい】
茜:私としては、焼売のグリーンピースって微妙なんだけど。
公:食べ物ばかりですか、あなた方姉妹は。


【本職は政治学】
岬:機密費の存在は必然性があるんですけど、数年後なりに公開しない所に、
 悪意を感じるんですよ。
茜:うーん、でもああいう決まりを作る人達が使うものだから簡単にはいかないわよね。
公:すんません。俺が悪かったです。


【庶民派公康君】
莉:黒板消しのベルトって、使わない人多いし、すぐ切れるし、切れても使い続けるし、
 最初から付けなくても良いと思わない?
公:ああ、何だか落ち着くぜ。


【何つう寝言だ】
岬:くーくー。
公:おやおや、岬ちゃんってばこんな所でうたた寝とは。
 ここは一つ、風邪を引かないように上着でも掛けてあげよう。
岬:東京タワーの高さが三百三十三メートルなのって、政治的意図を感じますよね。
公:――!?


【キャラ捏造疑惑】
莉:私としては、そんな爽やかな公康はどうかと思うんだけど。
公:さりげに酷いことを言われている気がする。


【お茶目さん発動】
茜:すーすー。
公:今度は茜さんか。
茜:あー、もう岬ちゃん。ブラ付け忘れてるよ〜。
公:確実に起きてるでしょ。
茜:てへっ。


【難儀な姫君】
公:あなたはホームで電車を待っています。さて、待ち時間はどれくらいでしょう。
綾:電車へ乗るのに発車時刻を調べておかないとは、とんだ無計画者ですわね。
公:ええい、心理テストが成り立たんだろうが!


【君子危うきに何とやら】
茜:うーん。私は十分くらいかな。
公:えー、それはあなたがデートの待ち合わせで怒り出さない遅刻時間です。
茜:あら。私の場合、一秒でも遅れたら、とんでもないことになるんだけど。
公:詳細を聞かないことにした俺、勝者。


【上には上が】
公:ところで、ホームで電車を待っている人数はどれくらいでしょうか。
 向かいのホームも含めて下さい。
岬:二十人くらいですかね。
莉:私は、朝のラッシュをイメージしたから五十人は居ると思う。
公:これはあなたの心の寂しさを表しています。
 十人以上だった方は、孤独に耐えられないタイプでしょう。
莉:……。
岬:実にコメントしづらい私が居ます。


【寂しさの元凶】
茜:でも、所詮は占いみたいなものだから、そんな気にしなくても良いと思うよ。
公:そうそう。彼氏の一人でも作れば、この状況も改善されるって。
莉:岬ちゃん。愚痴に付き合って貰って良い?
岬:お付き合い致します。


【抜本から向いてない】
公:とある日の朝、あなたは目覚ましでは無く、人の声で目を覚ましました。
 さて、その声の持ち主は誰だったでしょう。
綾:とりあえず、不審者を想定して携帯から通報致しますわ。
公:だ〜か〜ら〜、お前は〜!


【アレやらコレやら】
莉;うーん、私は岬ちゃんかなぁ。一発で目が覚めそうだし。
岬:それはどういう意味でしょうか。
公:えっと、これはあなたが家族に迎え入れたい人間、つまりは親愛の情を持っている方を示します。
 うむうむ。仲良きことは美しき哉。
莉:そのニヤけた顔で、何考えてるか分かるのが情けないわ。


【典型的消去法】
茜:公康君もやってみなよ〜。これとかどうかな。あなたは見知らぬ街で道に迷ってしまいました。
 さて、携帯電話で助けを求める相手は誰でしょう。
公:岬ちゃん。
綾:見事なまでの即答ですわね。
公:ちなみに、その内情を解説する気は無い。


【遠い道のり】
茜:その人は、あなたが最も信頼する人間です。無二の親友、或いは、伴侶として相応しいでしょう。
 あら〜。義姉さんって呼んでくれて構わないわよ。
公:三段くらい、必要事項を飛び越えてることに気付いて下さい。


【やっぱり気付いてない】
岬:ライバルっていうのは得てして一方的なものです。
茜:うーん。そういうものなの?
岬:世の中、こんなもんです。
茜:ふえ?


【困った人間関係】
莉:うんうん。恋も大抵、一方通行だしね。
公:大変だよなぁ、片思いって。
莉;……はぁ。


【公康君ピンチ】
綾:欲しい物は力で奪い取るべきですわ。世は、弱肉強食ですのよ。
莉:小さい時にね、友達とカブトムシを取り合って悲惨な目にあったことがあるのよ。
綾:地味にヘコませてくれますわね。


【美味しく頂くのが礼儀】
岬:お弁当だけじゃ物足りなくて、ふらふら〜っと学食に行ったんですよ。
 購買で菓子パン辺りを買おうと思ったんです。
  そうしたら、シュークリーム早食い大会なんてものが行われていて、
 気付いた時には参加していたんです。
公:だからって二十個を五分で食って完勝はどうかと思うぞ。
岬:皆さん、シュークリームに対する愛が無いだけですよ。


【何で敬語やねん】
莉:あ、その手のなら、この前、ハバネロスープ早飲み――。
公:その単語だけで、汗が滲み出しました。


【タイトルホルダーだらけか】
茜:あ〜、そう言えば私、きな粉モチの大会で勝ったことあるよ。
 たしか水分補給禁止ルールだったかな〜。
公:口の中がカサカサなのさ。


【参加しろよ】
千:ふう。この手の大会ほぼ皆勤だけど、普通に食べて帰る僕はある意味、勝ち馬だよね。
公:果てしなく負け犬の発想な気もする。

コント連載中



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