〜プロローグ〜

 
「さて、再び夜が来たな」
 
「今日も早速、趣味と仕事を兼ねた大冒険に出発するとしますか――!」


貧家格芸・アーケイドエイジ12
〜泉ルート〜

大根メロン


 VS倉元緋姫

 
「おや、緋姫」
 緋姫
「……え? えっと……」
 
「あー、そうか。俺は灰島泉っていってな、お前のクラスメイトだ」
 緋姫
「クラスメイトの灰島さん、ですか。でも、何だか年上に見えますけど?」
 
「――1歳しか違わんわッッ!!!!」
 緋姫
「1歳違うんなら、結局はそういう事じゃないですか……まぁ、そんなどうでもいい事より」
 
「俺の心の傷を抉っておいて、それをどうでも良いと来たか……記憶を失ってもサドだな」
 緋姫
「灰島さん、とても足の速い男の人を知りませんか? この前から捜しているんですけど、なかなか見付からなくて」
 
「足の速い男? ああ、あいつも夜は街に出てるみたいだし、その内見付かるんじゃねえの?」
 緋姫
「そうですか……やっぱり、この夜の何処かにいるんですね。ありがとう御座いました、灰島さん」
 
「どう致しまして。けれども、お前を行かせる訳にはいかないな」
 緋姫
「……? どういう事です?」
 
「病院に、帰って貰うぞ。まぁ、言っても聞かんだろうから――」
 
「――お前のぱんつを剥ぎ取る。そうなったら、恥ずかしくて出歩けんだろう?」
 緋姫
「なぁッ!!? お、お巡りさん、変質者ですーッッ!!!!」
 
「ハッハッハッ、俺だって公務員だ。この国のではねえけどな!」

- 3 -

- 2 -

- 1 -

- FIGHT -






 VS霧神瀬利花

 
「よっしゃ、幸先良く1枚目ゲット!」
 
「今日は風向きがいいな、もしかしたら今夜は――」
 
「……ん?」
 瀬利花
「誰かと思えば、お前か……」
 瀬利花
「お前に用はない。じゃあな、達者に暮らせよ」
 
「俺にないって事は、他の奴には用があるのか?」
 瀬利花
「……ああ、ドルチェッタだ。奴を見付け出して、この前の借りを返さなければ」
 
「ふーん……あ、ところでこれが何だか分かる?」
 瀬利花
「――?」
 
「ぶっちゃけると、緋姫のぱんつです」
 瀬利花
「――ッッ!!!? 貴様ァァ、緋姫に何をしたぁぁああああッッ!!!?」
 
「おう、いきなり沸点に達したな」
 
「ふふっ……だが分かっているか? 俺と闘えば、お前はぱんつを失うぞ?」

- 3 -

- 2 -

- 1 -

- FIGHT -






 VS古宮要芽

 
「いえーい、本日2枚目ゲットー」
 
「さて、この調子でどんどん狩るゼッ!」
 カナメ
「――それは無理ね」
 カナメ
「貴方の命運はここで尽きるのよ、灰島泉」
 
「おや? 魔法冥土マジカル・メイドのご登場か」
 
「ふはははッ! 飛んで火に入る茶碗蒸しとは、まさしく今のお前の事だなッ!」
 カナメ
「何よ、そのポルターガイスト現象」
 カナメ
「まぁ、下らないボケはともかく。心臓が止まれば、その凶行も止まるわよね?」

- 3 -

- 2 -

- 1 -

- FIGHT -






 VS月見マナ

 
「ふはは、魔法少女のぱんつをゲットー!」
 
「まぁ、かなり本気の魔法を喰らいましたが。打たれた顔面が、火を噴きそうな程に痛いです」
 ???
「不細工顔が、さらに悪化しておりますね」
 
「――余計なお世話だッッ!!! って、お前は月見マナッッ!!!?」
 月見マナ
「こんばんは、泉さん」
 月見マナ
「ちなみに今までの悪行、余さずデジカメに納めさせて頂きました」
 
「な――き、貴様、その映像をどうするつもりだッッ!!!?」
 月見マナ
「無論、証拠として提出するのみですよ」
 
「……提出? 警察にでも送る気か? 無駄無駄、警察官より審問官の方が強――」
 月見マナ
「迅徒さんに」
 
「ぎゃあああああああああああああああああッッ!!!?」
 
「おのれおのれ、月見マナッ! 何故俺の邪魔をするッ!!?」
 月見マナ
「……愚問ですね、インクイジター」
 月見マナ
「同じ道に、2人の覇者は要りません。彼女達にセクハラして良いのは、三千世界で私だけです」
 月見マナ
「まぁ、それと。彼は、私の獲物ですから」
 
「――……」
 
「……フン。気持ちは分からんでもないが、素人さんは引っ込んでな」
 
「お前は、3度目の正直を逃してる。さすがにもう、ツキは回って来ないだろうよ」

- 3 -

- 2 -

- 1 -

- FIGHT -






 VS伯爵

 
「よっしゃ、カメラ破壊ッッ!!!! 証拠☆隠滅ッッ!!!!」
 
「…………」
 
「……はぁ、疲れた」
 
「さて……粗方追い返したかな? いい加減、今日辺りに――」
 ???
「――困るのだがね」
 
「――……」
 
「……ようやくお出ましか、伯爵」
 伯爵
「毎夜毎夜君が女性を追い返しているせいで、未だに私は食餌を摂れていないのだよ」
 
「当たり前だ、摂られたら困る。そうならないように、連中を追い返してたんだから」
 
「お前は、家主の許可がないと他人の家には入れない。なら、全員帰らせれば安全だ」
 伯爵
「……しかし君、私が男を襲ったらどうする気だったのかね? 私とて、背に腹は変えられないのだが」
 
「知った事か。男を護る趣味はないし、男なら自分の身くらい自分で護れっての」
 伯爵
「……フッ、成程」
 伯爵
「では、もう1つ問おう。君はこうして、私を誘き出す事に成功した訳だが――」
 伯爵
「一体全体、どうするつもりなのかね? 私は決して滅びぬ、それは既に耳にしているのだろう」
 
「悪いが、滅ぼす気なんてねえよ」
 
「この地には、八十禍津日っていう悪霊が封印されててな。その式を少し拝借して、お前も一緒に封じちまえば万事OKだ」
 伯爵
「――……」
 伯爵
「……危険、だな。君は――」
 
「今更気付く時点で、テメェは終わってんだよ」
 
「とにかく、お前に復活されると困る。十三の四位には既に別の奴が入ってる、なのにお前が出て来たらややこしくなるだろうが」
 伯爵
「やれやれ……同教の徒に対して、何と非道い話だ」
 
「違う。俺達と同教だったのはヴラド・ツェペシュであって、間違っても今のお前じゃねえ」
 
「これ以上、ヴラドの魂を穢すな」
 伯爵
「……そう、か」
 伯爵
「ならば――王ではなくただの怪物として、この暴力を振るってやろう!」
 
「ここで消えろ、ノスフェラトゥ! Dixitque Deus fiat lux――AMEN!!

- 3 -

- 2 -

- 1 -

- FIGHT -






〜エピローグ〜

 
「イタタ……ふぅ、紙一重か」
 
「ったく、追い詰められた鼠ってのは恐ろしいな。猫を相手に猛反撃するんだから」
 
「…………」
 
「あー、猫か。そういや、伯爵の後釜――今の第四位も、日本こっちに来てるんだっけ」
 
「ま、さすがに俺は限界。後は迅徒に任せて、この身体を休めるとしよう」
 
「……しっかし、集めたぱんつはどうすっかなー」
 
「教会に溜めとくと迅徒にバレそうだし、何か斬新な保管方法を考えなければ――」






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