<Caution!!!> これより下、ネタバレが含まれていることが多々あります。 ネタバレ部分は一応、白文字にしてありますが、各話未見でご覧になる時はくれぐれもご注意下さい。
【あ】 ○渥美清奈(あつみ せいな) 出典:密室狂騒曲 倫命大学理工学部生命科学科二年。『現代奇術研究会』と『邦画のすばらしさを伝える友の会』に所属。 東京柴又生まれの江戸っ子で、さっぱりチャキチャキした性格。 口調が荒っぽい為、いつも怒っているように勘違いされることも。 最近のハマっているのは、『漢はつらいね』シリーズで、全四七都道府県シリーズに加え、特別編全巻を制覇しようと現在鋭意鑑賞中である。 ○入瀬喬弘(いりせ たかひろ) 出典:偽りの蒼穹 倫命大学理工学部応用化学科の教授。 応用化学の中の火薬を扱う分野を数十年研究し、数多くの論文を発表しており、その分野では世界的権威にまでなっていて、次世代火薬学の祖とまで呼ばれている。 またそんな高度な研究の傍ら、日本科学振興協会の一員として子供や一般人相手に科学のおもしろ実験やデモンストレーションを企画し、科学大国日本の再興を願っている。 そして自らもテレビや雑誌に顔を出し、多く発言しているために世間的な知名度は高い。 ○石清水治彦(いわしみず はるひこ) 出典:摩天楼ダークサイド 葉島建設東京本社建築部所属。淀橋ガーデンタワーズ内、ウェストガーデン作業所所長。 日本各地、そして世界各地のビル建設に参加した経験豊富な現場監督である。 多くの現場を経験していることから、人付き合いのノウハウを知っており、何事も穏便に済ますのが得意。 ただし、本社上層などの目上の圧力に弱いという少々気の小さいところがある。 ○上野功輔(うえの こうすけ) 出典:玉虫の死 東京医科薬科大学病院に勤務する看護師。高橋絹一郎の部屋の隣人。 人当たりのいい明るい性格だが、厄介事にはあまり関わろうとしない。 職業柄、不規則な生活を送っているため、近所づきあいは怠りがちのようだ。 ○袁 秀玄(えん しゅうげん) 出典:偽りの蒼穹 倫命大学院応用化学専攻、入瀬研究室所属の博士課程1年。 中国上海からの留学生で、祖父は中国共産党幹部、父は貿易会社社長というエリート。 だが、本人はあまり優秀でないらしく、すぐにパニックを起こしたり、軽口を叩いたりする。 勿論、留学できたのも親の七光りである。 事件後は所属していた研究室での不祥事が名前に傷をつけることを恐れた親が、即座に別の大学への留学を手配し始めている。 ○忍尾麻希(おしお まき) 出典:last summer 中小広告代理店「蒲田エージェンシー」社員。奈都子の高校時代の友人。 奈都子達のグループのまとめ役ともいえる女性で旅行の立案や日程調整などを進んで行う企画好きな性格である。 高校時代も学園祭から体育祭に球技大会、それらの打ち上げ等あらゆるイベントで実行委員、幹事を務め、皆からも好かれていた。 お姉様と誉れ高い佐東尚美とは旧知の友で、かつて校内ミスコンを企画しようとして本気で彼女からドつかれたという過去がある。 ○乙井かおり(おとい かおり) 出典:紅蓮の殺人 和光家に出向している派遣会社所属の家政婦。主人の趣味でメイド服を着せられている。 職業柄、常に礼儀正しい振る舞いをしており、細かい気遣いも出来る。 だが、その一方で気が弱く、それが元で仕事に失敗することも……。 ちなみに、故郷の長野から親を養う為に上京するも路頭に迷い、最終的に家政婦の派遣会社に拾われた経緯を持つ。 事件後は派遣会社を辞め、登米田氏直々に雇われることに。 【か】 ○春日敬(かすが けい) 出典:摩天楼ダークサイド 九十九組東京支店土木部所属。淀橋ガーデンタワーズ・ウェストガーデン作業所施工副主任。 まだまだ若手だが、勤務態度は真面目で、仕事も卒なくこなす。 暁月と同期入社したため、彼女とは仲がいい。 見た目と裏腹に元野球部の体育会系で、社内の野球大会では打点王になったこともある。 ○上曽根有栖(かみそね ありす) 出典:last summer 都内某所のフィットネスクラブ「レムリア」インスタラクター。奈都子の高校時代の友人。 明るく人懐っこい性格で、高校時代は水泳部に所属し、小柄な体格ながらインターハイで三位入賞するほどの実力の持ち主だった。 そして彼女最大の特徴といえるのは、その異常なまでの食欲だろう。 その食事量は、小柄でスレンダーな体格の何処に収まるんだという程であり、かつては大食いチャレンジで荒稼ぎをしていた――というか今もしている。 彼女と結婚する男性はそっちの意味で覚悟が必要である、と忠告をしておこう。 ○国東幸仁(くにさき ゆきひと) 出典:密室狂騒曲 倫命大学理工学部土木工学科一年で、莞人の友人。現代奇術研究会所属。 常に金に困っている貧乏学生で、よく友人に金を借りている。莞人もそのお得意様の一人。 何気に、現奇研内でも一、二を争う奇術の腕前で、特に人形を操る劇を十八番にしている。 目つきが悪いために、何もしていないのに子供に泣かれたり、時には不良やチンピラが道を開けてくれたりもする。 ○栗林裕美(くりばやし ひろみ) 出典:偽りの蒼穹 倫命大学院応用化学専攻、入瀬研究室所属の修士課程2年。 入瀬教授の研究に惹かれ、他大学から大学院入試で入ってきた。 キャラが無駄に濃い入瀬研究室内における唯一の常識人で、気弱ゆえに周囲からはパシリ扱いされる。 ――栗林裕美、は偽名で本名は不明。更に言えば年齢も不明。 何らかの目的を持って入瀬研究室に在籍している。 【さ】 ○佐東尚美(さとう なおみ) 出典:last summer はつほ銀行横浜美しヶ丘支店行員。奈都子の高校時代の友人。 冷静沈着で成績優秀なキャリアウーマンタイプの女性で、高校時代はその風貌も相まってか奈都子と並んで“お姉様”と慕われていた。 校内では常にどちらが一番か論議をかもしていたが、本人たちは至って無関心だったりした。 だが、その冷静な態度も小学校来の友人である忍尾麻希の前では崩れがちであったりする。 ○志崎 篤(しざき あつし) 出典:繰り返す部屋 『メゾンド彼岸』一〇二号室の元住人。某名門国立大学の法学部の学生。 ガリ勉タイプの秀才で、友人は少なかった。 七年前に駅前のビル屋上から飛び降り自殺した。 【た】 ○高橋絹一郎(たかはし けんいちろう) 出典:玉虫の死 国立東京医科薬科大学薬学部4年。 富山出身で、父親は大手製薬メーカーの幹部社員。 家柄が良く成績も優秀だが、性格面で難があり、自己中心的で人を見下す傾向にある。 最近、研究していた新薬の治験で死亡事故が起きたため、研究の見直しを余儀なくされている。 ○高峯 聡(たかみね さとし) 出典:紅蓮の殺人 和光雄全氏に師事する青年。 故郷の山梨から陶芸家になるべく上京し、今は和光邸に住み込みで家事を手伝いつつ陶芸のいろはを学んでいる。 雄全のことを、非常に尊敬している。 それはもう異常なまでに……。 ○登米田浩泰(とめだ ひろやす) 出典:紅蓮の殺人 和光雄全の元で、彼のスケジュールを管理や車の運転を行う執事のような人。 また、和光邸内に設けたギャラリーにて、雄全の作品の売買を含めた一切の扱いを任されている。 尚、彼と雄全は美大時代からの親友だったらしい。 事件後、和光邸及びギャラリーの土地の権利を譲り受け、管理をしている。 【な】 ○能登夕美子(のと ゆみこ) 出典:密室狂騒曲 倫命大学理工学部数理学科三年。現代奇術研究会(現奇研)会長。 棒読みチックな声が特徴的な女性で、優しげな雰囲気に似合わず、かなり感情の起伏が激しい。 何かあると、すぐに人の所為にしてしまう自己中心的な性格。 彼との交際は何だかんだいっても順調なようだ。 ○中濃宗輔(なかの そうすけ) 出典:last summer 茨城県警本部刑事部捜査第一課所属の刑事。階級は警部補。 挑発的な口調で、本人もその気があって、わざと嫌味ったらしく喋っているらしい。 どうやら、その口調の方が犯人が自白するのだとか。 と、性格が捻じ曲がってるように見えるが、犯人検挙に対する情熱はそれなりにあるようだ。 【は】 ○倍賞雪絵(ばいしょう ゆきえ) 出典:last summer 浅草の老舗呉服屋『一丸呉服店』店主。既婚者にして一児の母。奈都子の友人。 元々温厚な性格で皆を和ませていたが、娘を産んでから更にその温厚さおっとりさに磨きが掛かったようだ。 そして、温厚であると同時に商人の娘であるためか、しっかり者でもあり、奈都子達のよき相談相手であった。 ……ちなみに、婿養子である夫は彼女とタメを張るくらいの温和な男のようで、事実上カカア天下になってるとか。 店の経営不振が現在のところ、彼女の唯一にして最大の悩み。 ○備前島吾郎(びぜんじま ごろう) 出典:繰り返す部屋 『メゾンド彼岸』一〇二号室の元住人。会社員。 部屋で起こるおかしな現象について疑惑を抱いていたが、それから少しして飛び降り自殺した。 駿太郎の友人で、関西弁を使う陽気な男だった。 ○平野満津夫(ひらの まつお) 出典:摩天楼ダークサイド 中小建設会社「平野興業」社長。その実は暴力団『死蛭会』の幹部。 会社自体が小さい為、社長である本人も職人として仕事をしている。 古くからの職人らしい荒々しい性格で、言動もやや粗暴だが、仕事の腕前は確か。 ○福留寿之(ふくどめ としゆき) 出典:密室狂騒曲 理工学部経営工学科所属の三年にして、理工ミステリ同好会の幹事長。 気さくでとっつきやすい明るい性格をしているが、存在感はやや薄め。 後輩である香良洲の扱いに苦労している為、ヘタレという意見もちらほら……。 ちなみに、彼女との馴れ初めは理工学部のサークル集会の時とか。 ○穂積恭一(ほづみ きょういち) 出典:偽りの蒼穹 倫命大学理工学部応用化学科入瀬研究室配属の助手。 同大学を学科主席で卒業した秀才で、若干三十歳にして、多くの論文を発表してきた。 だが、優秀すぎるゆえ、人を見下したような態度を取る事もしばしば。 東京大学を目指していたが二浪の末に断念、東大大学院の入試にも失敗したために倫命大学に今も在籍している。 そして東大に行けなかった劣等感から、倫大を格下と小馬鹿にしており、自分はここで終わる器ではないと自負している。 ……そして、それ故に自分を認めない入瀬教授には、怒りを超えた殺意を抱いていた。 【ま】 ○前崎達馬(まえさき たつま) 出典:玉虫の死 国立東京医科薬科大学薬学部四年。 気さくで明るい性格のため友人が多く、高橋とすら仲がいい。 旅行好きで出費がかさんでいるため、常に苦しい生活を強いられており、高橋をはじめとして、多くの友人から金を借りている。 ○三浦佳和(みうら よしかず) 出典:密室狂騒曲 倫命大学理工学部生命科学科三年。現代奇術研究会副会長。サッカーサークルにも所属。 浅黒くたくましい体つきが体育会系を彷彿とさせ、実際に高校時代はインターハイに出場していた。 そしてそんなスポーツマンな一方で、極めて真面目な性格をしており、事務仕事等の地味で単調な仕事でも卒なく抜かりなくこなしている。 その真面目さゆえに、能登会長の後始末を任されてしまっているわけだが……。 最近は薬学部の知り合いに胃の薬を安く分けてもらっているようだ。 【や】 【ら】 ○留本稔明(るもと としあき) 出典:繰り返す部屋 『メゾンド彼岸』一〇一号室住人、兼アパート管理人、兼オカルトライター。 生粋のオカルト好きで、自分のアパートで起こる怪奇現象に喜んでいる。 一時期一世を風靡したオカルトブームに乗じて、執筆した本がかなり売れたこともあったが今となってはすっかり落ち目になっている。 それでも彼のオカルトへの執着は異常なまでに強く、自らのアパートで起こる怪奇現象も嬉々として受け入れている。 【わ】 ○和光雄全(わこう ゆうぜん) 出典:紅蓮の殺人 日本を代表する陶芸家。本名は和光雄介(ゆうすけ)。 自ら“陶芸界の異端児”と称するほどその作風は変わっており、保守的な陶芸家たちからは忌避されている。 だが、国内各地の陶磁器の特徴を取り入れたその作品に対する評価はそれでも高く、その作品は存命中の人物のものとしてはかなり高額で売買されている。 そして、高級住宅街のど真ん中にアトリエを作ったり、家政婦にメイド服を着せたりとその変わった性格は日常にも影響している。 この物語はフィクションです。
実在する人物、団体、事件とは一切関係ありません。
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