〜これまでのあらすじ〜
 遅く起きた朝、目の前にいたのは『ごすろり&妹キャラ』になってしまった飛月!?
 そして、そんな日に限ってやってくる依頼客の来宮さん。
 来宮さんが依頼した内容は、未来歳記の完成原稿入りの金庫を開ける暗証番号を見つけ出すこと。
 そんな一見難しそうな依頼を駿兄はあっという間にクリアー!
 余裕をかます駿兄は、飛月に暗証番号を当てられるかどうかという勝負を持ちかけてしまったわけで。
 更に言えば、その暗証番号の謎に、飛月よりも先に僕が気付いてしまったわけで……。

僕と彼女と探偵と


僕と彼女と探偵と
〜谷風莞人の奇妙な一日〜 解答編

civil


「何も難しく考える必要は無かったんだよ。これはね、七桁ってことに注目すれば良かったんだ」
「七桁?」
「そ、七桁」
 僕は頷きながら、テーブルに置いておいた絵葉書を拾い上げ、飛月の方を向く。
「この絵葉書という存在自体が、暗証番号を解く鍵だったんだよ」
「存在自体が鍵って言われても……」
「絵葉書と七桁の数字。この二つを一つに繋げる何かを連想できない?」
 ここで連想できるものこそが、僕の見つけた答えだ。
「連想? ……う〜ん、絵葉書と七桁の数字ねぇ。葉書……七桁……あ! そっか!!」
「成る程。そういうことだったのですね」
 飛月が分かったのとほぼ同時に、来宮さんも気付いたようだった。
「そう。つまり、暗証番号に使われた七桁の数字っていうのは――」

「「「郵便番号!!」」」

 二人、いや来宮さんの声も混ざり、三人の声がハモった。
 七桁で一つの意味を持つ数字の中で、最も大多数の人が連想するであろうものが“郵便番号”だ。
 二人も、大分納得したような表情をしてくれていた。
「そっかぁ〜。言われてみれば、この絵葉書にも郵便番号を書く欄があるよ。気付かなかったなぁ〜」
「葉書という郵便媒体自体をヒントとして出す……確かに七桁ですし納得がいきますね。ですが――」
 頷いていた来宮さんだったが、突如声のトーンを落とした。
「一言に郵便番号といっても、日本全国の住所別に山のように存在しますよ。一体どこの郵便番号が……」
「だから、それを特定する鍵が伊達政宗公なのよ、きっと!」
 来宮さんの横で意気揚々と声を上げたのは飛月だった。
「絵葉書に写っているくらいだから、伊達政宗に関係する場所の郵便番号なのよ! 例えば青葉城とか!」
「そうだね。未来先生が何らかの意図を以って、この写真の入った葉書を選んだとしたのなら、その可能性が高いはずだよ」
「……ってことは、とりあえず仙台市青葉区あたりの住所に相当する郵便番号を――」
「宮城県仙台市青葉区川内。郵便番号は九八〇−〇八六二」
 突如聞こえてきた駿兄の言葉に、僕や飛月、来宮さんが思わず振り返った。
「それが、伊達政宗の銅像がある仙台城周辺の住所と郵便番号だ」
 僕達の元へ歩いてきた駿兄は、郵便番号と住所を紙片に走り書きしたメモを手渡してくれた。
「駿兄もやっぱり、郵便番号って思ったの?」
「小包の中に伝言をただ残したいんだったら、別に葉書なんかを選ぶ必要が無い。ってことは、絵葉書に何かの意味を持たせてるのは明らかだろ?」
「じゃあ、もしかして裏の写真を見る前に郵便番号だってことが分かったって言うの?」
「当然! 七桁の数字と葉書だぞ? こんなの五秒で思いついたっての!」
 五秒というのは明らかに嘘臭いというのは、とりあえずおいておいこう。
「ま、それで伊達政宗の銅像を見てピンと来たわけよ。あとは、ネットで住所と郵便番号を調べるだけってわけだ」
「なるほどね。だから、すぐにパソコンにかじりついたんだ?」
 飛月の問いに、駿兄は「まあな」と少し……というか、かなり得意気だった。
「ほら、とっとと打ち込んでみろ。九八〇−〇八六二だぞ?」
 駿兄にせかされるまま、僕はその番号を押してみる。すると……。

 カチャリ――。

「ひ、開いた……」
「やったね、お兄ちゃん! 大正解だよ!!」
「いやだから、俺の方が先に解いたんだ――」
「中を確かめさせてもらっていいですか!?」
 ツッコもうとする駿兄を来宮さんが遮って、金庫のフタを開くので、僕達もその横から中身を覗き見る。
 中に入っていたのは、当たり前だが、CD−Rのケース(当然、中身入り)だ。
 来宮さんはそれを手に取ると、即座に駿兄のデスクへと駆け寄る。
「パソコン借りますね!」
「あ、あぁ――」
 駿兄が返事をするや否や、来宮さんは椅子に座り、操作を始める。
 僕達の位置からでは分からないが、恐らくCD‐Rをセットして中身を確認しているのだろう。
 と、そこで視線を金庫の中に戻した時、僕は気付いた。金庫の底にまだ、何かが入っている事に。
「……これは?」
「何、封筒?」
 飛月が指摘するとおり、僕が取り出したそれは、ただの白い封筒だった。何も字は書かれていない。
 いくら白い表面を見ていても仕方がないので、とりあえず封筒の中身を開けて出してみる。
 すると出てきたのは何かのチケットらしき物と一枚の便箋。
「何々? ちょっと見せて見せて」
「ほれ、貸してみ?」
 飛月にチケットを、駿兄に便箋を取られてやることがなくなってしまう僕。
 ――ってか、見つけて取り出したのは僕なのにどうしてこんな扱いを……。
「これは……!?」
「ほぅ、あいつも小粋な事を……」
 なんか二人とも驚いたり納得しているし……。
「ほら、見てよお兄ちゃん!」
 飛月が見せてくれたチケット。
 それは明らかに航空券であり、行き先は“千歳”となっていた。つまりは北海道行きのチケットだ。
「でも、どうして飛行機のチケットが――」
「確認終わりました。どうやら本物のようです」
 そこへ戻ってきた来宮さん。
 中身が本物の原稿だった事を確認できたからか、明らかに嬉しそうな面持ちだった。
「この度は本当にありがとうございました。依頼料と成功報酬の方は後ほどしっかりと、振り込ませていただきます」
 深々と頭を下げて礼をしてくれる来宮さんに、駿兄だけではなく僕や飛月までかしこまってしまう。
「ま、まぁ、そんな頭下げなくてもいいですって。それよりも、どうやら利毅の奴、あんたに何か渡したいものがあるみたいだぞ?」
「え? 先生が、ですか?」
「まぁ、まずはこれを読めば分かるさ」
 駿兄から例の便箋を渡されると、来宮さんはそれを読みはじめる。
 ついでに、僕と飛月もそれを覗き込む。


 来宮さんへ

 祝! ロック解除!
 おめでとう。これで晴れて俺の原稿が締め切りに間に合うわけです。
 
 これを読んでいるという事は、同封の航空券も既に見ていることでしょう。
 俺も当日は北海道にいる予定なので、積もる話はそちらで。
 まぁ、来てくれれば、の話ですが。
 あ、勿論、旅行中に掛かる費用は全て俺が持つのでご安心を。
 では、千歳で待っています。

 未来歳記、もとい鏡利毅より


「あ、航空券ってこれのこと?」
 飛月が来宮さんに手にしていた航空券を渡す。
 するとそれに目を移した来宮さんは、驚いたような面持ちになる。
「出発日が私の休暇の初日になっています……」
「へぇ、それだったら堂々行けるじゃない、北海道」
「え、えぇ」
 来宮さんは、飛月の言葉にも曖昧に答える。
「まったく、あいつも素直じゃないよな。最初っから一緒に旅行に行こうって言えばいいものを」
「え――?」
 駿兄の呆れたような口ぶりに来宮さんが振り返る。
「『来てくれれば』なんて思わせぶりな事書いておきながら、最後に『待ってます』って締めくくってるって事は、結局は来てくれることを期待してるんだよ、あいつは」
「せ、先生……」
「ま、この調子だと締め切り直前になったら来宮さんに最初っから答えを教えるつもりだったのかもしれないなぁ。この航空券の存在に気付いて欲しいだろうから」
 ……もし、駿兄の言う通りだとしよう。
 すると、これは最初から未来先生が来宮さんに仕掛けたドッキリだと言える。
 原稿をわざと隠し、原稿を見つけた先でお詫びとしての航空券のプレゼント……あまりにも子供っぽいイタズラだ。
 だが、それくらいの子供っぽさがあの未来先生の奇抜なシナリオ構想に一役買っているのかもしれない、とも同時に思ってしまう。
「で、どうするんだ? あんたは言われた通り行くのか? それとも、こんな阿呆には付き合ってられないか?」
 そんな駿兄の問いに、来宮さんは笑顔を浮かべて答える。
「勿論行きます。行って先生に、きつくお灸をすえる必要がありますから。編集者として、ね」
「ははは、そりゃ怖いなぁ」
 駿兄はおどけてみせ、それに来宮さんは笑顔で返す。
 言ってる事は怖いけれど、その笑顔を見ている分には彼女はどこか嬉しそうであった。



「今日は本当にお世話になりました」
「あぁ、奴に会ったらよろしく言っといてくれ」
「えぇ、では」
 そう言い残して来宮さんは、事務所を後にした。
 そして、再び静寂。
「はぁーっ! これでようやくこの服と呼び方から解放されるわけね」
 ……訂正。
 静寂は五秒と持たず崩れ去った。
 声をあげた飛月は、嬉々として僕の手を取ってきた。
「お兄ちゃん、ありがと! これであたしも晴れて自由の身になれるよ!」
「そ、それは何よりで……」
 よほど嬉しいのだろう。その顔は笑顔で満ち溢れてきた。
 だが喜ぶのも程ほどに、今度は駿兄の方へと向き直った。今度は至極真剣な面差しで。
「さぁ、兄上様! 約束は守ってもらうわよ!」
「あ? 何のことだ?」
 真剣な顔の飛月とは対照的に、とぼけた表情のままの駿兄。。
「……約束したでしょう? あたしがロックを解除できたら、この格好と兄上様達の呼び方を元に戻すって!」
「あぁ、そういえば、そんなこと言ったなぁ」
「そんなこと、ってあん……兄上様……!?」
 迫る飛月を余裕の笑みをもって見返す駿兄を見ていると、何か嫌な予感がしてきた。
「確かに俺は言ったぞ。『お前が暗証番号を解いたら』言う事を聞いてやる、ってな」
「だ、だったら、いいんじゃない! あたしの勝ちでしょ?」
「いいか、よく聞け? もう一回言うぞ」
 そう言って、駿兄は飛月を指差す。
「『お前が』暗証番号を解いたら、お前の勝ちなんだ。でも、実際はどうだ? 誰が解いた?」
 そう言われると、飛月もようやく駿兄の言いたい事に気付いたようで、気まずそうに僕の方へ目を向けてきた。
「それは……お兄ちゃんだけど」
「だろ? 莞人はお前じゃないんだ。ってことは、今回の勝者はお前じゃない。正確には莞人ってことなんだよ」
「そ、そんなぁ……じゃあ、賭けは兄上様が勝ちってことなの?」
 すると、駿兄は少し考えた末に、なにやら妖しげな笑みを浮かべてこちらへと目を向けた。
「いや、折角あいつも頭を使って解いたんだ。あいつの言う事を何か一つ聞いてもらうとするか」
「「え、えぇえ〜?」」
 思わずハモる僕と飛月の声。
「いいじゃねぇか、莞人。一生に幾度しかないあいつに命令できるチャンスだぞ?」
「で、でもねぇ……」
 僕を見る飛月の目は、段々険しくなってきているのが分かる。
 適当な事を言えば恐らく……。
「ルールとしてはな、そうだな……飛月の望んでいる罰ゲームの全解除、っていう指示は駄目だ」
 一番穏健に済みそうだと思った命令が早速、封印されてしまう。
 駿兄め、僕が困るのを見越して、こんなことを言ったんだな。
「さ、とっとと、なんか言ってみろって? 思うがままだぞ?」
 背中を押され、飛月と向かい合うような位置に立ってしまう。
 ごすろりな飛月と目が合い、そして逸らす。
 さて、どうする。どうすれば……。
 だが、僕はここで単純なことを思い出した。
 さっきの駿兄の言葉には穴があったのだ。それを突けば、まだ話は穏健に進むはずだ。そう、進むはず……。
「それじゃあね、えっと――」



 それから、数時間後――。



 時刻は七時を回った頃、僕達は夕食を取っていた。
 いつも通り三人でテーブルを囲み、テーブルの上にはいつも通りの飛月の作った料理が乗っている。
 駿兄はいつも通り、ゴールデンのバラエティ番組に見入ってるし、僕もいつも通り、何事もなく食事を進める。
 そして飛月も、いつものラフな格好に戻っていた。
「ほら、このダメ探偵! 食事中はテーブルに肘をつかない!」
「へいへい。ったく、食事中くらい自由にさせてくれっての」
「あんたは大体いつも自由でしょうが!」
 駿兄の呼び方も元に戻り、そして……。
「はい、お兄ちゃん」
「うん。ありがとう」
 差し出された白米の盛られた茶碗を、僕は受け取る。
 そう、この呼び方だけは変わっていなかった。

 ……あの時まで時を遡る。
 僕はあの時、『罰ゲームの全解除』を制限された。だから、その条件をいいように解釈して『罰ゲームの部分的解除』を僕は飛月に命じたのだ。
 具体的に言えば、ごすろりファッションの解除と駿兄を“兄上様”と呼ぶ事の解除。 
 逆に言えば、僕を“お兄ちゃん”と呼ぶ事だけを残した、という事。
 まぁ、これが一番妥当だと思ったのだ。
 決して、“お兄ちゃん”と呼ばれる事に快感を覚えたとかそういう理由ではないので、ご注意を!
 一方の駿兄はなにやら釈然としていなかったが、自分も同じような理屈を振りかざしていたので正面切って反対はしてこなかった。
 そして、現在に至るわけである。

「でも助かったわ〜。カッコはともかく、あのダメ男を“兄上様”だなんて呼び続けてたら頭がどうにかなりそうだったもの」
 飛月は、そう言って笑いながら箸を進める。
「おいおい、お前等よりも先に暗証番号を解いたこの名探偵のどこがダメなんだよ」
「その生活態度全て。浪費癖、ゲームヲタク、片づけが苦手、家事は手伝わない、口が悪い……挙げてたらキリがないって」
「ぐはぁっ!」
 かいしんのいちげきを喰らって動かなくなった駿兄は放っておいて、僕達は食事を進めた。



「はぁ……今日もこれでおしまいか……」
 ベッドの上で僕は寝そべりながら天井を見ていた。
 思えば、今日も色々あった。
 飛月がごすろりになってたり、お兄ちゃんって呼んできたり……。
 かと思えば、来宮さんが依頼にやってきて、暗証番号を当てるのに頭を使ったり……。
 そして、飛月が元の格好に戻りながらも、お兄ちゃんという呼称はそのままだったり……。
 今日ほど、想像を絶する日はあっただろうか? いや、ないかもしれない。
 明日になれば、飛月は元に戻るし、事務所だって、いつも通り閑古鳥が鳴くことだろう。
 それだけに、そんな今日という日が終わるという事は少し寂しい気もした。
「こういう日も、偶にはあってもいいのかもね」
 僕がそんな独り言を呟くと、不意にドアをノックする音が聞こえてきた。
『ちょっと入ってもいい?』
 ドア越しに聞こえてきたのは飛月の声。
 断る理由もないので僕は「いいよ」と返事をする。すると開かれたドアの向こうにいたのは……。
「って、えぇぇええ!?」
 そこにいたのは飛月だった。ただし、朝のようにごすろりな衣装を身に纏っていた飛月だったが。
「ちょっと静かにしてって! あのダメ男にバレたら気まずいんだから!」
 そう言って、飛月はドアを閉め鍵をかける。
「……ふぅ。とりあえずこれで一安心ね」
「ひ、飛月? な、なな何でそんな格好を?」
 そう尋ねると、飛月は少し顔を赤くして答え始めた。
「昼にさ、この格好も可愛いって言ってくれたでしょ? そのお礼にね」
「お礼って……それだけの為に?」
「ほら、どうせ今日を過ぎたら一生着ないと思うしさ、せっかくだからってことで」
 時計を見やると、既に時刻は十一時四十五分を回っている。
 確かにもうすぐ今日が終わりそうだった。
 僕はとりあえず、飛月にベッドにでも腰掛けるように言って、僕も彼女に並ぶようにベッドに腰掛けた。
 すると、飛月は穏やかな表情になって口を開きはじめた。
「言ったと思うけど、実家が六人姉弟でさ、あたしはそこの二番目の子なんだよ」
「そういえば、そんなこと言ってたね」
「それで、上はお姉ちゃん一人だったから“お兄ちゃん”って呼ぶのはなんか新鮮だったわけ」
 それを言われると、二人兄弟で妹や弟がいなかった僕も、そう呼ばれるのはどこか新鮮だった。
「それで、莞人……じゃなくって、お兄ちゃんみたいな人だったら、お兄ちゃんでも良かったなぁ〜って思ったのよ」
「え、それって……」
「ほら、宿題とかやってくれたり、色々便利そうじゃない」
 やっぱり、そういう方向か……。
 ってか、本人目の前に言う事じゃないよ。

 それから僕達は、しばらく他愛もない話に花を咲かせ、時計が十二時を回った。
「今日が、終わった……」
「そうね。これであたしも晴れて自由の身。なんだかシンデレラみたいだね」
「シンデレラは十二時を回るまでが自由の身なんだから、逆じゃない?」
「細かい事言わないの!」
 飛月は、握り拳で僕の頭を小突くと、立ち上がる。
「さて、と! あたしはもう寝るから戻るよ」
「あぁ。分かった。それじゃ、おやすみ」
「うん。じゃあね、お兄ちゃん!」
 あれ? もう罰ゲームは終わったはずなのに今……。
 僕が飛月にその事を言おうとした時には、もう僕の部屋には姿はなかった。
 さっきまでの会話も相まって、あの“お兄ちゃん”という言葉が、僕には、まるでシンデレラにかけられた魔法の名残であるガラスの靴のように思えてしまって仕方がなかった。



 そしてまた日は昇り――。
 顔を洗おうと廊下へ出た僕が目にしたのは、普段通りの格好の飛月。
 飛月は僕と目が合うと、明るい声で挨拶をしてくれた。

「おはよう、莞人!」


 <谷風莞人の奇妙な一日 完>



【解答&後書き】

 何はともあれ解答速報をどうぞ!

 A:
 ・七桁の暗証番号が示すのは郵便番号。
 ・場所は絵葉書に示された青葉城のある宮城県仙台市青葉区川内。
 ・すなわち答えは『九八〇−〇八六二』※二〇〇六年四月現在

 ようやくいつぞやの公約作品を仕上げる事が出来ました。
 はい、ようやくです。
 なんか書いてて、露骨にゴスロリとか狙いすぎだよなぁと思いつつも、不退転の覚悟で書き進めましたです、はい。 
 問題の方は、いかがだったでしょうか? 
 今回は、公約重視で推理は軽めのつもりにしたので気付いた方も多いことでしょう。
 今後も軽めの問題は所々に織り交ぜてゆくつもりなので、クイズ感覚でドシドシ(死語?)ご参加下さい。

 今回も提供はcivilでお送りいたしました。
 では!


この物語はフィクションです。
実在する人物、団体、事件とは一切関係ありません。 




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