僕と彼女と探偵と


僕と彼女と探偵と
人物紹介

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 【谷風 莞人(たにかぜ かんと)】〜永遠の苦労人〜
 本編主人公。物語の大半は彼の視点で進行する。
 都内の某大学理工学部の某学科所属の一年生。大学内の『理工ミステリ同好会』なるサークルに所属。
 両親の北海道転勤に伴い、東京に残り、兄である駿太郎の開いている探偵事務所に移り住む事となった。
 容姿や成績、体力等、どこを取っても平均的である。一八二センチという長身が数少ない特徴か。
 穏やかで協調的な性格であるが、それ故に周囲に振り回される苦労人でもある。
 比較的冷静に物事を考えるスキルを持っており、情報の整理が得意。基本に忠実。

 【九十九 飛月(つくも ひづき)】〜鉄拳鬼神〜
 本編ヒロイン(仮)。サイト内での愛称は“鬼神”
 莞人と同じ大学の理工学部に通う一年生。専攻は応用化学。『理工ミステリ同好会』に所属する他、別サークルにも所属。
 東北出身で、単身上京してきた。噂によると実家は地元の名士。六姉弟の第二子。
 ひょんなことから駿太郎の事務所に居候することとなった。家賃は払っているらしい。
 明るく気さくな性格をしているが、口よりも先に手……むしろ鉄拳が先に出てしまうのが玉に瑕。専ら、その矛先は莞人か駿太郎へと向けられる。
 突拍子もない推理をするのが得意。だが、時にはそれが的を射ていることも。
 69のEらしい。

 【谷風 駿太郎(たにかぜ しゅんたろう)】〜怠惰なる仕事人〜
 莞人の兄。私立探偵で単身で事務所を経営(事実上、会計は莞人任せだが)。
 基本的に怠惰でだらしない性格であり、その性格を反映するように事務所の客足も伸びない。
 また、アニメやマンガ、ゲームの類への関心がきわめて高く、そっち方面への出費が家計を苦しめるほどでもある。
 だが、一度依頼された仕事は最後までやり遂げる意志をもっており、依頼客からの評判は高い……らしい。
 本作品におけるメインの探偵役であり、その推理力や情報整理力は群を抜いている……と思われる。



 【苑部 奈都子(そのべ なつこ)】〜熱血ツンデレ刑事〜
 警視庁捜査一課の女刑事。階級は巡査部長。源警部の下につくことが多い。
 筆記試験においては優秀な成績を残しているが、如何せん経験不足でまだ未熟な部分も多い。
 正義感が強く、生真面目な女性で、とにかく気が強い。
 その顔やスタイルの良さから、今までに幾人もの男が彼女に挑戦したが、真面目な性格ゆえに彼女はその全てを撃破してきた。
 そこでついた男子職員たちの間での別称は“アイアンメイデン”。彼女に挑戦する漢は激減したとか……。
 駿太郎とは大学時代、知り合いだったらしい。
 ――高校時代、“お姉様”と呼ばれ慕われていたのは本人にとっては消したい過去であるとか。

 【源 賢矢(みなもと けんや)】〜静かなる漢〜
 警視庁捜査一課のベテラン刑事。階級は警部。通称「ゲンさん」。
 ベテランゆえに捜査の手際はよく、機転が利く。課内での人望は高いらしい。
 冴えない風貌だが、若い頃は機動隊を努めていた屈強の男で、三里塚抗争(成田空港建設反対運動時、最大級の抗争)でも最前線にいた。
 機動隊時代の「火炎瓶投げ返し伝説」や刑事になってからの「日本刀に素手で勝利伝説」など数多くの伝説が残っていたりするが、彼曰く「若気の至り」だとか。
 なお、既婚者であり娘と息子が一人ずついる。奥さんが元は対立していた左翼過激派だったのは周知の事実。



 【未来 歳記(みらい としき)】〜彷徨う逃亡者〜
 現在、ベストセラーを多く手がけている人気の推理作家。本名は鏡利毅(かがみ としき)。
 その内実はリアクションや言動がいちいち大袈裟で、センスが微妙にズレている変わり者。
 さらに締め切り前の逃亡癖もあり、出版社をよく困らせている。
 しかもその逃亡先が恐ろしく遠いため、タチが悪い事で悪名高い――が、それでも人気連載作家のため業界から干すことは各社とも困難なようだ。
 尚、駿太郎の高校時代の悪友であることを補足しておく。

 【来宮 恭子(きのみや きょうこ)】〜怒れる追跡者
 大手出版社、尽文社鰍フ雑誌『文芸古今』の編集者。
 物静かだった文学少女がそのまま出版関連業に就いた、という見た目どおりの女性。
 未来歳記をデビュー当時から担当しており、彼の才能を一番認めている。
 仕事一徹で、常に落ち着いている大人な女性だが、未来歳記に対しては容赦ない。
 ちなみに彼女の方が未来よりも二歳ほど年上である。


 【香良洲 結華(からす ゆいか)】〜白銀の実力者〜
 理工ミステリ同好会の会員。応用化学科二年で、莞人や飛月の先輩。
 飛月とは、これまた違った意味で強引な性格であり、周囲はいつも振り回す困った人である。
 完全なミステリオタクで、自ら推理クイズを作る事もしばしば。
 どうやら、バックに巨大な権力がついているようで、警視庁の刑事達を言いくるめた事がある。
 なお、日本人に関わらず銀髪であるが、それはスウェーデン人である祖母からの遺伝によるものである。

 【成瀬 伊織(なるせ いおり)】〜突撃幼女〜
 結華の従姉妹。ずっとアメリカで暮らしてきた帰国子女。
 齢十歳で飛び級に飛び級を重ね、カリフォリニア工科大学で学位を複数修得してきた天才少女で、帰国後も莞人達の大学に編入する事となる。
 生意気で言う事をはっきりという性格のため、どうしても端からは我侭なようにしか見えてない。
 だが、根は優しい心の持ち主で……あってほしい。
 なぜか、莞人の事をお兄ちゃんと呼び、慕っている。

(以下、随時更新……予定)



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